山形市吉原西公園にて
フリーランスになって、会社員時代とは明らかに変わったものがあります。
それは売上の減少に対する感じ方です。
会社員時代は従業員思考だった
会社員の頃は、お客様が事業を断念したり、他の会計事務所に移るなどして、自分の所属する会計事務所の売上高が減っても大して気にしませんでした。
自分のミスや不手際が、その原因であれば反省し、当然、申し訳ない気持ちになります。
しかし、お客様が事業を断念したり、他の会計事務所の方が料金が安いから移りますという場合には、私にはどうしようもない理由なので割り切って、特に気にすることも、痛みを感じることもありませんでした。
会社員であれば、お客様が減っても(売上が減っても)ダイレクトに懐が痛むことはありません。
会社員の給料は基本的には定額です。
たくさん担当もっていようが、その中から1社減ろうが、給料に増減はありません。
そのため、担当のお客様が減っても、ちょっと負担が減ったな、というくらいにしか感じられませんでした。
今思えば、完全に従業員思考です。
会社に来てデスクに座って、与えられた仕事(タスク)をこなしていれば定額のお金(給料)をもらえるという前提の思考パターンでしたね。(-_-;)
反省です。。。。
フリーランスは経営者思考
ところが、独立してフリーランスになると一転して、まずこなすべき仕事(タスク)がありません(独立前に見込み客を開拓していた場合を除く)。
通勤する会社すらありません。(笑)
仕事を受注したり、作りだすところから始めなければなりません。
そして、その仕事を完成させ、納品して、請求書を出して、初めて仕事の対価として、お金を受け取ることができます。
このように苦労して仕事を受注したり、作り出した仕事が減る、すなわち売上が減るというダメージは、フリーランスになってようやく自分ごととして感じられるようになりました。
もちろん、そうならないように、今まで以上にお客様のサポートに全力を尽くすようになります。
会社員と経営者の思考のズレ
よく会社員に経営者思考(感覚)をもたせて、自律的に勤務させれば業績が向上するというもっともらしい主張があります。
しかし、会社員には本当の意味での経営者思考を持たせることはできないでしょう。
なぜなら、その仕事の成果に関係なく毎月一定額の報酬が約束されているからです。経営者にそんな保障はありません。
この「仕事の成果に関係なく毎月一定額の報酬が約束されている」という点で、会社員と経営者の思考は絶対に交わらないでしょう。
まとめると、売上の減少による痛みをダイレクトに感じるのが経営者(フリーランス)であり、そうでないのが会社員です。
おまけ
【編集後記】
午前中はかかりつけの歯科医院で定期検診。
前回はなかった親知らずが生えているそうです。
虫歯リスクが高まるから、できれば出てきてほしくなかった。。。
午後は昨日に引き続き、事務所に籠って法人決算。
【ムスコログ】
幼稚園から帰る車の中で、眠ってしまい、夜10時になっても眠っています。。
おそらく明日の朝5時くらいに起き始めるのでしょう。。。