試験勉強は、まず過去問から!【62】

純粋な学問としての勉強に比べて、高校・大学入学試験や資格試験の勉強はその目的が明確です。
それは入試や資格試験の場合、その目的は本試験で合格に必要な最低合格点をクリアすることです。
これについては異論はないと思います。

では、この合格点をとるために、最も効率が良い勉強方法は、何でしょうか?
それは、過去3年分(できれば5年分)の本試験問題、いわゆる過去問を徹底的に研究することです。

こう言うと、直近で出題された問題と全く同じ問題は、しばらく出題されないだろうから過去問を解いたり、
研究するのは時間の無駄で、これから出題されると予想される問題(予想問題)をしっかり解くべきという意見も出てくるでしょう。

たしかに、直近で出題された問題と全く同じ問題が出る可能性はほぼゼロ%でしょう。
しかし、過去問は、数年分を検討していくと、いろいろな特徴やクセが見えてきます。

過去問を研究すれば、出題可能性の高い論点がクリアになります。
その意味で過去問は試験勉強の指針(コンパス)と言えるでしょう。
同じ論点が頻繁に出題されているということは、出題者がその論点を重要視しているということであり、
これからも出題可能性が高いということが予想できるでしょう。

試験時間が限られていて、試験範囲の論点をすべて出題できない試験が普通なので、
過去問に頻繁に出てくる重要論点をまずマスターすることが、
効率よく合格点をとるためにかかせない受験テクニックです!
例えば過去5年のうち、出題実績が1回の論点(出題確率20%)より、出題実績が3回の論点(出題確率60%)に時間をかけ、
過去問レベルまで深く勉強するべきです。ただし、深さは過去問レベルまでとしてください。(深追い厳禁)
それが終われば、まだマスターしていない論点をおさえるべきです。(論点の網羅性)
テキストの最初のページから順番に論点をおさえていく方法は、試験で合格することを目的にすると、あまりにも非効率的です。

また勉強にあてられる時間も限られているはずです。
入試や国家試験は1年に一回しかありません。
試験開始の合図が試験勉強の締切です。
ぜひ論点ごとにメリハリをつけて勉強時間(努力)を投入していってください。

 

【編集後記】
ママチャリで近所のイオンに行きました。
手袋&ダウンジャケットでも寒く感じる時期になりました。

【ムスコログ】
アウターを自分ひとりで着たい!といって頑張っています。
精神的な成長を感じるものの、うまく着れず、もがいて癇癪をおこしてます。

 

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