会社を辞めて独立開業するとき、事務手続きが多くて大変。具体的な手続きをリストアップ。【142】

会計士・税理士として独立開業してから40日が経ちました。
まだ未処理の手続きもありますが、ほぼ終わりに近づきました。
今後、独立開業する会計士・税理士のためにログを残しておきます。
税理士以外で独立する人にも役立つと思います。
決め事と事務処理がたくさんあって大変でしたというお話。

判断事項と事務手続きがたくさん

会計事務所の職員を退職して、独立開業すると自分の判断で決めなければならないことと、
それに関連する事務手続きがたくさんあります。
私(林)の場合のToDoをリストアップします。

健康保険の加入手続き

会社員のときは、協会けんぽに強制加入せざるをえませんでしたが、
独立すると新しく国民健康保険税に加入するか?それとも協会けんぽ健康保険を任意継続に加入するか?
を自分で選ぶことができます。

任継続保険料は簡単に試算できますが、国民健康保険税は計算が複雑だったので、
念のため山形市役所まで足を運び、正確な金額を試算してもらいました。
私の場合、保険料を比較すると、協会けんぽ任意継続の方が安かったため、そちらを選択しました。

国民年金への加入手続き

会社員のときは、厚生年金保険に強制加入せざるをえませんでしたが、
独立すると国民年金への加入が必要となります。
厚生年金保険側で資格喪失した情報が国民年金側に流れて、私からのアクションなしで、
国民年金の納付書が送られてくるものだと思っていました。

年金事務所で国民年金保険料のクレジット納付申請のついでに確認すると、
私からのアクションが必要とのこと。
そのため国民年金の加入手続きとクレジット納付申請を同時に行いました。

所得補償保険の加入

税理士として独立することは自営業者になるということです。
自営業者には特に何も手当しなければ、会社員の傷病手当金にあたる保障がありません。
そのため自営業者は、けがや病気で長期間働けない状況が続くと収入がなくなり生活が成り立たなくなります。
そのリスクに対処するため、所得補償保険に加入することをおすすめします。

日本政策金融公庫からの融資

独立にあたり、当面の事業資金が必要だったので、日本政策金融公庫に融資の申し込みをしました。
その際に、創業計画書を提出しました。
資金の使途を具体的に決めて創業計画書を作成する必要があります。
創業融資の場合には、連帯保証人も必要ないので、大変助かりました。
連帯保証人になってくれる人は見つかりませんからね。

会計士協会・税理士会への登録変更

登録している事務所の所在地が変更になるため、
日本公認会計士協会と東北税理士会への登録情報変更の届出が必要でした。

登録変更事務手数料は会計士協会が無料で、東北税理士会は5,000円です。
また税理士の方は、税理士証票の差替えが必要です。
この点は、税理士の方が手続きが厳格で大変です。

会計ソフト・税務ソフトの選択と発注

税理士業務と切っては切り離せない業務ソフトです。
勤めているときは、その事務所のソフトを使わざるを得ませんが、
独立すれば自由に決められます。

ぜひ自分の使いやすいソフトを選ぶことをおすすめします。
ただし、独立当初は高額ソフトとサーバーを購入することは避けるべきです。
売上がないので、固定費を極力減らす必要があるからです。

まとめ

・独立するとプライベートでもビジネスでも選択と手続きが多くて大変
・独立するとプライベートでもビジネスでも選択の自由度が高い

おまけ

【編集後記】

仮想通貨の取引履歴データを加工して、確定申告の準備をしました。
取引所からDLできるCSVデータでは確定申告に必要な集計が大変です。。。
取引量もそこそこあるので丸1日かかりました。((+_+))
なんとか改良してほしいものです。
申告したくても申告できない納税者がたくさんいる気がします。

【ムスコログ】

今日も午前中はamazonプライムのウルトラマンオーブを楽しんでもらいました。
いっしょに遊びたいようでしたが我慢してもらいました。
その代わり、父と一緒にお風呂に入りました。

【サービスメニュー】

林伸幸の特徴&プロフィール
税務・財務顧問
経理・税務トレーニング
単発コンサルティング
確定申告