山形税務署主催の確定申告会場 山形テルサ
税理士業界に関わって早くも8年目ですが、
会計事務所職員のときは、いつもこの2月3月は超が付くほど多忙だったため、
税務署主催の確定申告会場を見学できませんでした。
この機会にぜひ見学してみたい!と思い、会場に出かけました。
今回はそんなお話。
入口の看板でルート分岐
山形税務署は毎年、山形駅西にある山形テルサに確定申告作成会場を設けています。
まず入り口に、このような看板が立っていて、ここから来場者は3つに分岐して進みます。
・①のルート(ピンク)は、確定申告に必要な用紙をもらうルートです。
ここには申告書は当然、その他の明細書や青色決算書、収入内訳書やリーフレットなど確定申告に必要な書類がほぼすべてそろっていました。
納税者の方は、郵送されてきた申告書などを書き損じても、ここで必要書類をもらうことができます。
リラックスして清書してください(笑)。
でも書き直しは面倒なので、できるだけ間違えないように慎重に書きましょう。
・②のルート(ホワイト)は、完成した紙ベースの確定申告書を提出するルートです。
e-Taxを利用しない来場者が目指すのは最終的にはココのようですね。
・③のルート(イエロー)は、申告書を作成したり、作成についての相談を受け付けるルートです。
自宅などで完成した申告書をお持ちでない方は、まずはこのルートに乗っかります。
「申告書作成会場」と銘打っているだけあって、このルートにつながる会場は最も広いスペースを取ってありました。
③のルート(イエロー)会場内の様子
まず、この会場の入り口に係の人(税務署職員の人でしょう)がいて、個別に来場者の目的と状況を確認されます。
私の場合、申告書を作りに来たわけではないで、正直に税理士ですが社会勉強のために申告会場の見学に来たことを伝えました。
係の人は、予想外の出来事に、一瞬、戸惑われましたが、快く見学を許可してくださいました。
おそらく税理士が来ることはほとんどないのでしょう。
また3月に入ると大混雑が予想されるので、見学は断られるかもしれません。
まあ、そんな時期に見学に行く勇気はありませんが。。
今回は許可を得られたので、堂々と入場し、会場内を思う存分に見学させていただきました。
入り口を抜けると、そこには立ったまま申告書を作成できるブースがまず目に入ります。
イスはスペースの関係で置かれていませんでした。
そのため、待ち時間が長かったり、高齢者の方だったりした場合には体力的に厳しいように感じました。
しかし、ブースの下には手荷物を床に置かなくてもいいようにカゴが置いてあり、来場者への心遣いを感じました。
このブースは来場者がセルフで申告書を作成し、疑問点や不明点があれば、手を挙げて、近くに待機している税務署職員がその質問に応じるという形式で運営されていました。
少し奥に進むと、先ほどと同じブースにノートPCやカードリーダーが設置されていました。
ここはe-Taxで電子申告するためのブースだなと分かりました。
来場者の多くの方がノートPCでe-Taxシステムで申告書を作成されておりe-Taxの浸透を実感しましたね。
2月下旬の平日午後の混雑状況
私が見学にお邪魔したのは2月下旬の平日14:00ごろでした。
まあ、ここなら空いていて見学の許可ももらいやすいだろうという魂胆でこの時間帯を選びました。
実際、会場に足を運んでみて、大混雑ということはなく、電車で例えると乗車率80%というくらいでしたね。
それでも申告書作成ブースは全て埋まっていました。
私のように並ぶことが嫌いな方は、2月中の早めの確定申告をオススメします。
まとめ
・入り口の看板にしたがい、自分の状況に合ったルートを進むべし
・作成・相談のルートが混雑しがち、時間かかりがち
・2月下旬の平日午後は会場にまだ余裕があり
・e-Taxの利用者識別番号とパスワードは毎年必要なので大切に保管すべし
おまけ
【編集後記】
今日はしっかり税理士業務。
不動産オーナーの確定申告書の作成と電子申告でした。
医療費控除の明細書、患者ごと医療機関ごとに集計する必要があり、意外と手間がかかります。
集計の結果、少額すぎて医療費控除を適用できなかったら(集計の意味がなかったら)、どっと疲れそう。
幸い今回は適用できました。徒労に終わらないで良かった良かった。
【ムスコログ】
最近、湯船で少量のジュースを飲むのが気に入っています。
行儀が良くないので、眠いところ頑張ってお風呂に入ったときだけ飲めることにしています。
本人は湯船でジュース、とても気に入ってるようです。
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