もうすぐ決算日だけど、いまからでも間にあう法人税の節税できる? はい、できます。【10】

会社の決算日近くになって、
当期の業績が好調で予想以上に利益がでそうな場合、
節税対策を考えるのが一般的でしょう。

決算直前でも可能な節税対策の一つとして
決算賞与を支給する方法がある。

決算賞与のメリット

メリットは主に以下の3つです。

  1. 当期の決算について節税できる
  2. 好業績に対する従業員等へのご褒美的な効果
  3. 来期以降について従業員等のモチベーション強化の効果

を期待できるので、経営者の方には検討する価値があります。

決算賞与のデメリット

ただしデメリットもあるの注意が必要です。

  1. 好業績の決算期は決算賞与が支給されて当然と考える従業員が出てくる可能性
  2. 決算賞与が支給されないことに不満が生じ、逆に従業員のモチベーションを下げてしまう可能性

決算賞与の税務上の対応

税務調査で否認されないための税務上の対応として以下の点があります。

  1. 決算日前に、各人ごとの決算賞与支給額を、個別に各従業員等に通知しておく。(左記の内容の通知を受けた旨の書類に日付と署名と印鑑押印までもらうとベター)
  2. 決算日後1か月以内に通知した支給金額を各人に実際に支給する。(銀行振込などで日付を記録するとベター)

利益予測さえしっかり行われていれば、税務上の対応は比較的簡単なので、
検討してみる価値は十分あるのではないでしょうか?

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