税務調査官はウソを見破るプロ→絶対にウソをついてはダメ!【86】

税務署の玄関プレート

 

 

みなさんがご存じのとおり、
会社でも個人事業でも事業活動をつづけていると、
最低でも年に1回は、会計帳簿を締めて決算おこない、
それに基づいて税務申告を行う必要があります。

税務調査対象となりやすい特徴

税務申告が3回以上行われ(事業が3年以上継続)、売上高が一定規模以上あり、
そのうえ利益がでている会社や個人事業では、
税務署の税務調査官による税務調査が行われる可能性があります。
それ以外の会社や個人についても税務調査の可能性はゼロではありませんが、
相対的に可能性は少ないです。
他にも税務調査の対象となりやすい特徴として、

  • 現金商売(売上金を現金でうけとる飲食店など)
  • 建設業、遊戯業、風俗業
  • 属する業界が全体的に好景気なのに、その会社だけ売上も少なく、利益も出ていない
  • 税務申告書に税理士の署名がない(税理士のチェックが入っていない)
  • 売上先が不特定多数の一般消費者(小売業)
  • 当期決算数値を前期比較して、特定の勘定科目に異常な増減がある

などがあります。

税務調査の実態

まず前提としてお伝えしたいことは、
税務調査を納税者が完全に拒否することはできません。
税務調査官には国税通則法という法律で、
税務調査を行うことが認められているからです。
できればみんな税務調査を受けたくないでしょうから、
これは当然ですよね。

しかし完全に拒否することはできませんが、
調査日程を調整(変更)することは可能です。
この場合、社長が多忙で対応できないとか、
顧問税理士の調査立会の都合がつかない等は、
正当な理由となるので、調整の必要があれば堂々と主張するべきです。

税務調査の一般的な流れはこうです。

  1. 事前に調査官から電話で税務調査を行う旨の通知がきます。通常、調査は平日連続3日間を依頼されます。
  2. 日時変更の必要があれば、変更を依頼することができます。
  3. 調査当日はベテランと新人の2人で納税者の事業所に来ます。
  4. 調査のスタートは午前9時から12時、お昼休憩1時間をとって、午後1時から午後4時まで事業所で調査といったスケジュールです。
  5. これを平日連続3日続けます。特に誤ったところがなければ調査は終了します。

調査官はウソを見破るプロ

特殊な業界だとその業界の予備知識を持ったベテランが調査に来ます。
そのため、ふだんウソをつきなれていない納税者のウソは簡単に見破られます。
ウソがばれる(ウソの可能性が極めて高いと思われる)と、
調査官の心証が悪くなり、調査が不利になるので絶対にウソをついてはいけません。
調査官は納税者に質問した直後、納税者の目の動き、手足の動き、表情、声の調子など観察しています。
くどいようですが、調査官にウソをついてはいけません!

 

 

 

【編集後記】

仙台の営業セミナーでご縁のあった経営コンサルタントの方から、
突然今日の午後会えないか?との嬉しいお誘いがあったので、
二つ返事で了承し、実際にお会いして1時間ほど情報交換させていただきました。
やはり経営コンサルタントを長年やってこられただけあって行動力に感心いたしました。
その行動力をぜひ見習わせていただきます!

【ムスコログ】

夕飯は大好きなカレーライスだったので、喜んでおかわりしてました。
おなかパンパンになって満足そうでした。( ^)o(^ )