ついにEPSONもパッケージソフトから年間利用料ソフトへ軸足をシフト!クラウド型ソフトに近づく【85】

山形駅構内エスカレーター

 

パッケージソフトが販売終了?

新しいクライアントが自分で経理するにあたり、
クラウド型会計ソフトではないPCインストール型会計ソフトを希望されたので、
久しぶりにEPSONのHPを見て驚いた!

前職の会計事務所時代から使っているEPSONの会計ソフト財務応援R4シリーズ。

低コストで使いやすくスペックの低いPCでもサクサク動く優等生な旧財務応援から一転、
R4というシリーズに大幅バージョンアップして、
ユーザーに大金を負担させたのに、バグだらけ使い物にならないという悪名高いソフトです。
ただし、現在は機能改善されそれなりの使いやすさになっています。。。

私的感情がこもって話が脱線してしまいました。
すみません。
本題に戻しましょう。

EPSONのHPには以下の案内が出ています。


パッケージ版「財務応援/給与応援 R4 Liteシリーズ」新規商品販売終了

および後継品年間利用料商品「Weplat 財務財務/給与応援 R4 Lite」のご案内

■パッケージ版の新規商品販売終了について

新規販売終了日:2017年11月10日


なんと、先月の10日に出荷を停止していました。
amazonをのぞいてみると、在庫はもうほとんど残っていません。
必要な方はお急ぎください。

料金形態の変化

さて会計ソフトのビジネスモデルのスタンダードが変化してきているようですね。
従来型のパッケージソフト購入費用+年間保守料という収入形態でなく、
年間ソフト利用料という収入形態を採用している点もクラウド型会計ソフトと同じです。

今までは会計事務所用の高機能版ソフトは購入費用が大きくて、
保守料が安いという料金形態がスタンダードでした。
そのため、会計ソフトを選ぶにはリスクが伴い、慎重な検討が必要でしたが、
年間利用料という料金形態なら、まず使ってみて使いにくければ来年は継続しない
という行動がとれるため、私は好意的にとらえています。

従来のパッケージソフト会社も金融機関連携で自動仕訳

クラウド会計ソフトで有名なfreeeやマネーフォワードと同じく、
財務応援R4でも金融機関連携による預金取引、クレジットカード、電子マネーの情報を
ネット経由で取得して、自動仕訳をおこす機能と勘定科目の学習機能を搭載しています。
この機能を使えば、預金取引がメインのクライアントは、
経理事務の負担が大幅に軽減されるはずです。
ITが得意とする反復定型作業についてはITを利用するのが、人的資源の有効活用に必要です。

データ共有サービス

クラウド経由で、クライアントの会計ソフトデータを、
会計事務所に共有することもできるようです。

この点は、クラウド型会計ソフトがすでに行っています。
クラウド経由で画面共有したり、クラウド会計ソフトのデータを閲覧できる
機能があります。

まとめ

古参の会計ソフト会社も、クラウド型会計ソフトと同じ料金形態で、同じサービスを提供し始めています。
これからの会計人は、会計と税務だけでなくネットやITの知識・技術も必須スキルですね。

【編集後記】

所属税理士会山形支部から税務相談所の出欠確認がありました。
どの程度参加するか検討中です。

【ムスコログ】

1年ぶりにお世話になっていた保育園の一時保育の先生2人に会い、
最初は恥ずかしくて目を合わせられなかったようです。
それでも、帰り際さよならタッチはできました!(^^)!