税務調査官が必ずチェックするポイント→決算時の必須チェック項目:期ズレ【87】

税務署の玄関プレート

 

昨日に引き続き、税務調査ネタを書いてみます。

税務調査は黒字法人がメイン

税務調査は、個人事業よりも法人(会社)に入りやすいです。
その理由は、法人の方が事業を大きな規模でやっていることが多いこと、
黒字体質の個人事業は節税対策の一環で法人成りをして、
法人になってからも利益を出し続けていることが多いからです。

税務調査の目的は、納税者の申告内容のチェック及び税金計算の不備を指摘して、
追加で徴収できる税金を集めることです。(-_-;)
そのため追加徴収できる可能性のある黒字会社が調査対象になりやすいのです。

税務調査官が必ずチェックする期ズレ

一般の方には「期ズレ」と言っても何のことか分からないと思います。

この期ズレとは、売上や経費が正しい会計期間(通常1年)に計上されていない場合をいいます。
収益(売上高など)と費用(仕入、販管費など)の計上期間のズレです。

これはベテランはもちろん新人の調査官でも必ずチェックするポイントです。

具体的には、決算日までに計上しなければならない売上がきちんと計上されているか?
反対に決算日までに計上してはならならい経費は計上されていないか?をチェックされます。
ちなみに税務調査では利益が大きくなる誤りがないかを重点的にチェックします。
追徴税額をとる目的からいうと合理的ですね。。。(-_-;)

このように税務調査官が100%チェックするポイントなので、
決算では慎重すぎるほど、チェックすることをおすすめします。

経理で絶対やってはいけないこと

①売上高を計上しない(売上高を隠す)。いうまでもなく脱税です。議論の余地なしですね。
②架空経費の計上(とくに人件費)。これもいうまでもなく脱税です。実際は働いていない人に人件費を払うことは認められません。
③従業員人件費の外注費扱い。社会保険料負担と消費税負担の軽減をねらって、実質は従業員人件費であるのに、外注費として処理することは認められません。

以上の①~③は税務調査でも、重点的な調査ポイントとなりますので、
読者のみなさんは絶対にやってはいけない!と認識しておいてください。

【編集後記】

暖房器が2台同時に故障。。。
保証期間終了のため、修理の依頼を頼むと直る直らないにかかわらず
5,000円頂戴しますとのこと。
それならば!と修理を断念し、新品を1台購入しました。

【ムスコログ】

早朝から起きて元気いっぱいです。父母は反対に寝不足で元気少なめです。(-_-;)