国税庁HP新着情報配信サービスのメールに、税理士試験の試験中に水分補給のためペットボトル飲料を認める旨の情報がアップされていました。
今年は全国的に猛暑なので、熱中症対策のために、初めて認めてくれたのではないでしょうか?
試験中は水分補給してはダメ?
私は会計士試験に合格して、会計士の資格によって税理士登録した、いわば会計士ルートの税理士です。
会計士の資格があれば、税理士試験に合格することなく、税理士になることができます。
ただし、会計士試験でも租税法及び租税実務という試験科目を合格する必要があり、その試験で税務実務の能力をテストしているため、税務実務の能力に問題はありません。
念のため補足しておきます。(笑)
会計士ルートの税理士なので、私は税理士試験を受けたことがありません。
試験時間中の水分補給の情報を見て驚きました。
税理士試験では、平成30年まで試験中の水分補給が認められていなかったとは。(唖然)
真夏の暑い中、人生をかけて試験に挑む受験生たちに、水分補給を制限する。。。
(人生かけて試験に挑む、は決して大げさではありません。本気の受験生はそういう心境です。)
なんだか時代錯誤のような。。
私が小学生の頃に普通に言われていた、「部活中は水飲むな!」(野球部とがバスケ部などキツイ部活に多かった)を思い出しました。
会計士試験はずっと前から水分補給OKだった
税理士とよく比較される会計系資格の公認会計士試験では、試験中の水分補給は随分まえから認められています。
いつから認めれていたかは記憶が定かではありませんが、平成18年の「新」公認会計士試験には認められていたような気がします。
会計士試験は平成18年から認められ、税理士試験は平成30年から認められる。
その差は12年!
公認会計士試験のうち最長の試験科目(論文式の会計学)の試験時間が3時間に対して、税理士試験はすべての試験科目の試験時間が2時間ということを差し引いても、やはり12年も遅れるのは税理士試験の試験方式に柔軟性がないと思います。
この柔軟性がないところが、受験生の減少原因の1つではないでしょうか。
また柔軟性と関連しますが、税理士試験では、公認会計士試験にくらべて透明性が劣ります。
試験本部から本試験の模範解答も公表されず、本試験でのおおよその得点も知らされない(ただし、不合格者の中での順位は知らされる)。
不合格だった場合、もやもやした状態でまた1年間、修行僧のような過酷な勉強をしなければならない。
こんな試験制度だと、やはり若い人の人気がなくなります。
この税理士試験制度の不透明感も受験生減少の原因でしょうね。
加えて、若い人が感じる税理士という魅力の低下もあるんでしょう。
(ここは、先輩税理士として、私も頑張りたいところです!)
受験経験者としては来年以降も認めてほしい
税理士試験ではないですが、国家試験受験の経験者としては、猛暑であるなしに関係なく来年以降も毎年、水分補給を認めてあげてほしいと思います。
ググってみたところ、司法試験の論文式でも水分補給はOKのようです。
他の難関国家試験でも水分補給OKなんです。
受験生が実力を発揮できるように、水分補給を来年以降も認めてあげてほしいですね。
以上です。また明日!
おまけ
【本日の成長】
月曜日午前中のソフトバンクショップは混みがち。
インターネットで受付予約を申請する方が効率的。
【編集後記】
車で片道40分かけて、新規の法人顧問のお客さまのところまで面談に行きました。
数か月前の事業計画が具体的に進展しており、ひと安心です。
【ムスコログ】
ガリガリくんソーダ一辺倒だった息子ですが、私のジャイアントコーンを半分食べてその味の虜(とりこ)に。
今度からジャイアントコーンを買わなきゃです。
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