8か月の経験で感じた自宅兼事務所のデメリット。2018年夏。【342】

すべり台

先日は自宅兼事務所のメリットで終わってしまったため、これから独立される方に向けて、デメリットもブログにしておきます。
メリットとデメリットの両者を比較して、検討されることをオススメします。

自宅兼事務所のでデメリット

自宅兼事務所のメリットを前日のブログで延々と書いてきました。

8か月の経験で感じた自宅兼事務所のメリット。2018年夏。【341】

しかし、当然ながらデメリットもあります。

お客様と事務所で打合せできない

自宅事務所の大きなデメリットは、お客様を事務所にお呼びして打合せができないことです。

税理士はその職業上、お客様の個人的な情報や会社の機密性の高い情報に触れる機会が多いです。

そのようなデリケートな情報は、喫茶店などのオープンな空間でなく、クローズな空間でお話しされたいでしょう。
不特定多数のお客さんがいるところでは、誰が聞いているか分からないため、安心して話すことができないからです。

デリケートな情報を打合せする場合、税理士は一般的に自分の事業専用の事務所(自宅兼事務所でない)を利用するでしょう。

しかし、自宅兼事務所の場合には、税理士本人のプライベートな部分(リビングや寝室)もあるため、自宅兼事務所にお呼びすることを躊躇してしまいます。

呼ばれるお客様も税理士のプライベート部分のある自宅兼事務所に訪問したいと思われる方も少ないと思います。

そのため、デリケートな情報の打合せが必要な場合、お客さまの事業所もしくは貸会議室となります。
しかし、山形市のような地方で貸会議室を利用することは返って不便なため、実質的にはお客様の事業所、一択になってしまいます。

このように、自宅兼事務所だと、打合せの場所に困ってしまうというデメリットがあります。

なお私の場合、お客様の事務所に直接お邪魔させていただける方だけを担当させていただいています。
そのため私はデメリットとは感じていません。

従業員を雇えない

先述の内容と本質的には同じ理由ですが、自宅兼事務所では、ハッキリ言って従業員を雇うことができません。

従業員を雇った場合、その従業員に働いてもらうためには事務所に通って来てもらう必要があります。

自宅兼事務所では、税理士のプライベート部分があるため、税理士も従業員もどちらにとっても気持ちいいものではありません。

税理士は従業員に私生活を見られたくない!と思うでしょうし、従業員も税理士の私生活を見たくない!と思うでしょう。

そのため、人を雇って規模を拡大したいという考えをもっているのであれば、将来的には自宅兼事務所では不都合が生じてくるでしょう。

このように、自宅兼事務所だと、従業員を雇うことが難しくなるというデメリットがあります。

なお私の場合、現在は他人を雇って大きくビジネスをするつもりはないため、デメリットとは感じていません。

子どもがいると集中力を欠くこともある

事務所に子供がいると何かと集中力を欠くこともあります。

こちらは必死に仕事をしていても、子どもは遊んでほしくて、事務所部分にやってきます。

そして、あの手この手で私の気を引こうとしてきます。

あと動画の効果音や主題歌も、かなり集中力を下げてくれます。(泣)

このような、かまってちゃん状態のこどもがいると仕事が計画通りに進みにくくなります。

これが自宅兼事務所の3つ目のデメリットでしょうか。

以上です。また明日!

おまけ

【本日の成長】

怪談好きが山形にたくさんいることを発見。

【編集後記】

夕方から、山形市嶋地区の戸田書店さんで開催された怪談作家さん等5人による怪談会に参加しました。
入場料500円にもかかわらず、夕方6時に50人も集まっていました。
山形にも怪談好きがたくさんいるんですね。

【ムスコログ】

父や母でも覚えていないことを記憶していることがあります。
息子に言われて、「そうだった!」なんてことがざらにあります。
記憶力の発達に両親は舌を巻いています。

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