雇われ職員だったころは、自分で営業をする必要もなく、ただ黙々と税務をこなすことに注力していました。
しかし税理士として個人事業を始めてから、自分で営業して自分のサービスをお客さまに買っていただかなければならなくなりました。
そのため、マーケティングを学ぶ中で、人の購買心理についてとても腑に落ちる内容がありました。
タイトルにあるとおり、人が購買をするときは、
①知っているモノを買う
もしくは
②知っているヒトから買う
という2つしかないとい考え方です。
確かに、言われてみれは自分が何かを買い物するときは①もしくは②のいずれかに該当しています。
知っているモノを買う
人は汗水たらしてやっと稼いだお金を無駄にしたくないと考えます。
つまり、その人が感じる支払ったお金の価値と得られたモノ・サービスの価値が、同じもしくは後者の方が価値が高くなければ、買い物をして損したと感じてしまいます。人はその状況を極力回避しようとします。
そのため、なんだかよく分からないモノやサービスにお金を払うことには心理的抵抗があり、どうしても躊躇してしまいます。
そこで、売り手は買い手が知らないモノ・サービスを知っているモノ・サービスにしようと行動します。
新製品の広告を打ったり、試供品やサンプルを提供して実際に使用してもらい、買い手に知ってもらおうとあの手この手でアクションをとっています。
まずは商品・サービスの価値を知ってもらうことからですね。
これを知らない相手に、買ってもらおうというのが土台無理な話です。
価値があると思っていない相手に、「買って、買って」といってもそれは単なる押し売りに過ぎません。。
知っているヒトから買う
購買にいたるもう一つのパターン。
それは商品・サービスそのもの価値はよく理解できないけど、信用しているあの人がおすすめするモノなら間違いないだろうと判断して購買にいたるパターンです。
身近なところでいうと、amazonnの購入者レビューや評価(☆の数)を参考に購入することもあるでしょう。
これは特定の個人の信用に依存するパターンではないですが、レビュー数もある程度の人数になると客観性が出てきます。(レビュー数が少ないと売り手の恣意性が入っている可能性があるため)
このみんながいいと評価しているという事実に基づいて、心理的な抵抗を緩和させ、買い手に購買という行動を促すことができます。
もちろん、その道の第一人者が、おすすめする商品などは、その人のファンを容易に購買を促すことができるでしょう。
買っていただくためには
以上の2点から、買っていただくためには、①商品・サービスの価値を知ってもらうこと(知らないモノは買ってもらえないから)と②売り手自身が買い手に十分に信用してもらうこと(信用できない人から知らないものは買えないから)が必要です。
以上です。また明日!
おまけ
【本日の成長】
ピカソの表現手法キュビズムを凡人の私では理解できないことを悟る
【編集後記】
特別展覧会が終了間近ため、山形美術館に初めて訪問しました。
のちの世界的巨匠たちが10代から20代に描いた作品の特別展でした。
とくに驚いたのは16才当時の平山郁夫氏の画力です。すばらしい虎に出会いました!
【ムスコログ】
1年ぶりに中華料理店で食事をしました。
ムスコはあいかわらずラーメンです。どこいってもたいていお子様ラーメンですね。
【サービスメニュー】