よく聞く会計事務所への不満トップ4。自分もそうならないためにブログ化。【345】

最近、いろんな会社の経営者とつながりがある方とお話する機会がありました。

その際に、経営者の会計事務所に対するよくある不満を教えていただきました。

私もそうならないように、戒めとしてブログにしておきます。
私が顧問税理士のいる経営者になったつもりで代弁します(笑)
なおアンケートをとったわけではないので順位は不明です。

税理士本人に会えない

安くはない顧問料を毎月払い、年に1回は決算料として高額な報酬を支払っている。
それなのに税理士は年に1回も会社に顔を出さない。
来るのは、自社の担当となった従業員のみ。。。
毎年、高額報酬を払ってるんだから最低年に1回くらいは顔をだせよ!(経営者サイド)

私はこの不満は当然だと思います。
会社が払った高額報酬は担当の従業員がいただくのではなく、税理士がいただくんですから。
最低でも決算報告のときだけでも顔出すべきでしょう。

従業員が増えるほど、クライアントが増えるほど、このような当たり前なことが、当たり前と思えなくなっている税理士がたくさんいるようです。残念ながら。。。

とにかく対応が遅い

経常的に黒字で毎期高額の法人税や消費税を納付しているため、決算日以降できるだけ早く税額を知りたいと思っているのに、いつも申告期限ぎりぎりにならないと確定税額が分からない。
これでは資金繰りが後手になってしまう。
もっと早く対応できないんですか?(経営者サイド)

このような会計事務所は、業務処理能力よりも大きな仕事量を請け負っている可能性が高いですね。

そのため、月次試算表を作成するのも、決算をしめて、税務申告書を作成し、税額を確定するのも遅くなってしまうんです。

しかし、ぎりぎりに税額が確定しても、納税者の方は税理士サービスに価値を感じてくれない方が多いと思います。

そのため、私は価値を感じていただけるように、できる限り早めに税額を確定するようにしています。

間違っても、申告期限・納付期限の前日に税額を確定させるような対応はしていません。
この場合、翌日にドタバタと会社に納税してもらうことになってしまうためです。
(たとえば、3月31日決算日だとすると、5月30日に税額を確定し、5月31日に納税してもらうことになる)

何の提案もない(聞かないと教えてくれない)

顧問税理士が何の提案もしてくれないし、自分から質問しないと教えてくれない、財務数値の説明もしてくれない、税理士サービスに価値を感じないよ!(経営者サイド)

顧問契約を依頼される方は、税の専門家である税理士に節税対策や経理効率化、財務数値の読み方などの提案・説明まで期待していることが多いでしょう。

しかし税理士サイドでは、試算表を作成(もしくはチェック)し、決算と税務申告書を作成すれば終わり、たまに税務的に難しいことがあったら相談に乗りますよと考えていることが多いです。

とくに、相場より安い報酬で顧問契約をしている場合は、とくにその傾向が強いようです。

担当者がころころ変わる

自社の担当者(会計事務所の職員)が、短期間でころころ代わり、しかも後任者に引継がされていない。
そのため、担当者の交代の度に、1から自社の情報を後任者に説明しなければならない。
何回同じこと説明させてば気が済むんですか?(経営者サイド)

基本的に、どこの会計事務所も従業員の定着率は低いです。
そのため、担当者がころころ変わる可能性も高くなります。

しかし、会計事務所従業員の定着率の低さによる不利益(何度も説明させること)を、お客さまである会社に負担させるのは間違っています。
最低でも、前任担当者がヒアリングした情報は、ドキュメント化して、後任担当者にスムーズに引き継ぐべきでしょう。

おまけ

【本日の成長】

夜なべしてカードゲームのレアカードを手作り
(なぜそんなことしているのかは、【ムスコログ】参照)

【編集後記】

本日も熱帯夜。
蒸し暑い日が続きます。。。

【ムスコログ】

ムシキング(カードゲーム)のレアカードがほしい!というので、本物は買えないこと伝えました。(ヤクオクで3,000円する・・)
その代わりにネット上の画像をひろってプリントアウトし、堅い紙に貼り付けて手作りカードを作ってみました。
思いのほか、喜んで満足していたので一件落着です。(-_-;)

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