不完全な状況と分かっていても今ここでやりたい。独立開業も落語も同じ了見(=考え)。【126】

落語ネタが最近ご無沙汰でした。
久しぶりに趣味の落語ネタを投稿します。
お待たせしました!(待っていた方へ)

私にドスンと響いた落語エピソードと絡めて、
独立したいけど躊躇している人に向けてお話します。

まずはお断り。
真打ちの落語家さんには敬称として「○○師匠」と表記しますが、
記事を読みやすくするため、「師匠」を「さん」に変更させていただきます。

不完全でも今やりたい!

立川談春(だんしゅん)さんのCD「20年目の収穫祭」の演目「九州吹き戻し」の2曲目に、
「(立川)談志のお墨付き」という音源が収録されています。

立川談志さんの話しの内容をまとめてみました。

演者本人(=談春さん)が、「九州吹き戻し」という演目の落語が、不完全な状況であることは分かっていて、
それでも出したいというその了見(=考え)がすごい。

できあがってから、できてからとてめえ(=演者本人)が思い、また第三者からもいくらかそう感じた時に出そう、なんてやつに芸はできるわけがない。そんな了見では何もできない。

不完全だろうが、なんだろうが今ここでやりたい!この了見がないやつに新しい芸なんでできるわけがない。

これを聞いたとき、とても含蓄のある言葉で、私にはドスンと響きました。

完全な状態は永遠に来ない

自分が完璧な状態で100点満点になってから、独立開業しよう!
そのためには、まずあの知識が足りない、この経験が足りない、お金が足りない、お客が足りない。。。
だから今はまだ独立できません。
なんてやってたら、いつまで経っても独立なんてできないでしょう。
なぜなら完全な状態というのは、永遠に来ないからです。

足りないところばかりに目を向けるのでなく、これがあるからいけるかもしれない、あれもあるからいけるかもしれないという風に、
あるもの(こと)に目を向けるべきです。

そもそも独立して100%うまくいく保証なんてどこにもないんですから、
完璧を求めること(ノーリスクを求めること)自体がナンセンスなんじゃないでしょうか?
まあ、ノーリスクを求める人は独立なんて考えないのかも知れませんが。
しかし、それぞれ置かれた状況があると思いますので、リスクを引き下げる必要はあります。
どの程度のリスクを許容できるかによって行動できるかどうか変わってきますね。

リスクがあって当たり前、そのリスクをどうコントロールするかが重要だと考えます。

独立も落語も了見は同じ

結局、私が言いたかったことは、
独立するのも、落語で新しい噺を演じるのも了見は同じだということです。

「自分でも不完全なことは重々分かっている。でも、今ここでやりたいんだ!」
という了見が共通していることに気づいたので、今回の記事をしたためてみました。(^^)
どうでしょう?お口に合いましたでしょうか?

それでは、また明日。m(_ _)m

【編集後記】

午後からクライアントと打合せでした。
新しい分野で、私の勉強不足・知識不足もあり、長時間の打合せとなってしました。(汗)
今日の記事のとおり、不完全でも勉強と訓練でなんとか遂行していきます。

【ムスコログ】

実質、冬休み明けの初登園でした。
預かり保育で風邪をひいてしまい、休み明けの始業式とその翌日をお休みしました。
そのため久ぶりにクラスメイトみんなと会ったのが嬉しくてはしゃぎすぎたのか、
今日は夕方帰りの車の中で就寝しました。(そのまま翌日の朝まで寝ることでしょう。。)