創業はできるだけリーンスタートアップ(無駄がない起業)を目指す。【145】

東京駅から山形に向かう新幹線

 

創業期はできるだけリーンスタートアップ(無駄のない起業)を目指すようにしています。
またクライアントへのアドバイスも同様です。
今回はリーンスタートアップについてのお話。

創業期は入金より出金の方が多い

よく聞く例えですが、ビジネスにおいてお金(キャッシュ)は人間でいう血液にあたります。

ビジネスもキャッシュがなくれば(資金ショート)、支払が滞り、ビジネスの継続が不可能になります。
そのためビジネスを続けていくためには、最低でも出金と同じ入金が必要となります。

起業したばかりの創業期は、支払いが多くキャッシュがどんどん出金していきますが、
クライアントやリピーターのお客さんがついていないので、キャッシュの入金はほとんど期待できません。
そのため起業したばかりのビジネスは入金より出金の方が多い状態、
言い換えるとビジネスを続けるほどキャッシュが減少する危険な状態なのです。

そのような危険な状態では、無駄な経費、特に毎月発生する固定費をできる限り抑える必要があります。
その事務所や作業場の賃貸借契約を締結するとき、何年にもわたる複合機やサーバーのリース契約を結ぶとき、
事務員などの正社員を雇用するとき、税理士顧問契約を結ぶとき、などは典型的な固定費増加の場面です。
本当にその固定費が回避できないのか?回避できないならなんとかコストダウンできないのか?を慎重に検討するべきです。

私の場合の税理士業でいうなら、自宅の1室を事務所にできないか、新品の複合機はなく安価なリースアップ・型落ちの複合機を探してみる、正社員ではなくパートで代替できないか又は他人ではなく配偶者で代替できないか、普通車でなく中古車、中古車でなくカーシェアで代替できないか、など慎重に検討しました。

売上が不安定だから固定費負担がとても重い

売上が不安定な状態で、大きな固定費の負担ははっきり言ってしんどいです。

売上が不安定ということは入金の金額やタイミングが不安定なのに、
固定費という出金だけ大きな金額で定期的に発生するということです。

出金の金額・タイミングが安定しているなら予測しやすくていいのでは?という考えもあるかもしれませんが、
それはあくまでも入金がたくさんある場合の話です。

入金が不安定な状態では、出金が極力少ないのが望ましいのはみなさん同じ意見だと思います。

収益性を圧迫する

固定費がたくさん発生するということは収益性を圧迫します。

固定費がたくさんあることで利益を出しづらい財務体質になります。
簡単にいうと、固定費は売上があるなしに関わらず一定額発生するからです。

資金繰りが悪くなると、金融機関から借り入れをして、資金をつなぎ、資金ショートを回避しようと考えますよね。
金融機関に融資の相談にいくと、まず直近の決算書と最近までの試算表の提出を求められます。
そのとき、決算書で利益が出ていない(収益性が悪い)会社や個人事業には金融機関も融資しづらくなります。
もし融資が受けられないとなると資金をつなぐことができず資金ショートを起こしてしまい、
最悪の場合、倒産もしくは廃業ということになりかねません。

この状態を回避するためにも、固定費を極力減らして、収益性を高める必要があります。
収益性を高めて利益を計上し、税金をしっかり払って、キャッシュを残すことをオススメします。

まとめ

・創業期は入金より出金が多い
・売上が不安定で固定費が高いと資金繰りがしんどい
・固定費は収益を圧迫し赤字になった決算書に融資はしづらい
・固定費を極力減らし、利益を増やし税金を払って、キャッシュをのこす

おまけ

【編集後記】

仮想通貨取引所からDLしたCSVデータを開いたところ、文字化けして何が書いてあるのか読み取れない。。
以下のサイトで情報収集して、なんとか読み取れるようになりました。助かりました、ありがとうございます。
備忘とシェアのため参考にしたサイトへのリンクを貼っておきます。
「外部データの取り込みでUTF-8にする」方法で無事解決。

PrimaryText Hack

【ムスコログ】

イオンのトイザラスに寄るとウルトラマンジードのおもちゃを買うといってしばらく放しませんでした。
誕生日の3月に必ず買うと言って説得しました。
誰かに買われてお店におもちゃ無くなっちゃう!というので、
もしお店に無くなったら、ネットで日本中を探してでも買うというと、やっと納得してお店に戻してくれました。
トイザラスにはしばらく近づけません。(-_-;)