人事を尽くして天命を待つ。達観した究極の心理状態受験も独立開業も同じ心境で挑む。【112】

山形市文翔館付近 湯殿山神社 初詣にて

 

本日は元旦。
普段はそれはど信心深くない人でも(私も含め)今日は特別なようで。。。
この記事の画像にあるように元旦は参拝者の列が続いていました。
人はなぜ神頼みをするのかなぁと列の待ち時間のあいだ考えてみました。

人事を尽くして天命を待つ

私の好きな故事ことわざに、「人事を尽くして天命を待つ」というものがあります。

その意味は、
自分の全力をかけて努力をしたら、その後は静かに天命に任せるということで、
事の成否は人知を越えたところにあるのだから、どんな結果になろうとも悔いはないという心境のたとえです。

公認会計士試験の受験生だったころ、まさにこの心境でしたね。
1年を通して毎日最低8時間(多い日で10時間)は勉強し続け、
大学卒業後もアルバイトもしないで親のすねをかじりつつ、
膨大な勉強時間を投資して、試験に打ち込みました。
結果、合格できたから良かったものの、もし合格できなかったらと想像すると恐ろしいですね。。。

しかし受験生のときは、もしかしたら合格できないかも・・・なんて一切考えませんでした。
合格するためには何をする必要があるのか?ということしか頭にありませんでした。
過度のポジティブ思考なんだか、無鉄砲なんだか、リスク感知機能が壊れているのか。
当然、睡眠・食事・入浴・休憩以外の時間はほぼすべて受験勉強に投入。
努力も惜しまず修行僧のように、ただひたすら試験勉強だけに打ち込みました。
私だけ特別ではなく、合格者はみんなこのような受験生活を送っていると思います。

結果(事の成否)を気にすると動けなくなる

このような、修行僧のような生活を早期合格者でも2~3年は送る必要があります。
しかも高額な受験予備校の受講料と受験中の生活費を支払ったうえで。
その金銭的な投資・時間的な投資が不合格により、回収できないと考えてしまうと、
とたんに試験勉強へのモチベーションがガタ落ちになり、勉強が手につかなくなると思います。
合格できるかどうか分からない不確実なことに、
そんなに時間やお金を投資できないという考えるようになってしまうんだと思います。

そうならないためにも、結果は気にしてはいけません。
ここでいう結果とは、受験であれば合格・不合格で、
独立開業であれば事業の成功・事業の失敗のことです。

受験で不合格になったらなんて考えていたら、勉強が手につかなくなり、
合格するために今なにをすべきかについて頭を巡らせることができなくなります。
同様に独立開業で事業が失敗したらなんて考えていたら、目の前の仕事に集中できなくなり、
事業を成功させるために今なにをすべきかについて頭を巡らせるこができなくなります。

このような、受験や独立開業といった不確実な事に立ち向かうには結果を気にしないことです。
結果は神のみぞ知るところで、人は自分のできる限り最大限の努力をすることに全力を尽くすべきです。
そうすれば、努力に応じて、結果はついてくると思います。
もちろん受験予備校の利用・受験勉強方法や過去問の研究や
事業を成功させるための準備・学習・スキルアップなど努力の方向性が正しいという前提は必要です。

まとめ

・受験も独立開業も結果が不確実という点では同じ
・人事を尽くして、天命を待つ→自分ではどうにもならない結果を過度に気にすることなく、自分でできることに努力を集中しよう
・人事を尽くして、天命を待つ→究極の心理状態(スーパーマリオの☆スター無敵状態)

【編集後記】

私と妻と息子は、行列に並ぶことが嫌いなので、
めったに並んで何かをするということはないのですが、
今日は珍しく初詣に行ってみるかということになりました。(近場ですが。)
山形の1月にしては、今暖かい日でしたが、途中に雨が降ったり、
手がかじかんだりしてそこそこ大変でした。
でも、まあブログネタを思いついた(天啓か?)ということで、結果オーライでした。

【ムスコログ】

今年は初めて息子にお年玉をあげました。
お金(お札)の価値がよく分かっていないようだったので、
ゲームセンターで100円のゲームが何回できるか?で価値を表現してみました。
ゲーム回数に興奮していましたが、最終的には仮面ライダーのおもちゃ(フルボトル)を買いたい!となりました。