紙の資料はもうたくさん。できるだけ紙を増やさない。打ち出しても用事が済んだらすぐ資源ごみに出す。【168】

日本公認会計士協会や日本税理士連合会に所属するようになってから、定期的に送られてくる紙の資料が格段に増えています。
溜まっていた紙の資料や専門書などを必要なものだけ残して一掃しました。
今回は片づけながら紙について考えたことに関するお話。

情報の提供の媒体として

紙は情報伝達の方法として大昔から重宝されてきた媒体です。
1枚1枚はとても薄く軽く長期間保存することも可能です。
この紙があったからこそ、何百年前の出来事も現代に史実(情報)として引き継がれたという大きな功績もあります。

しかし近年ではインターネットの生活への高度な浸透により、その情報提供媒体としての価値が毀損していると感じます。

ひと昔前は、新聞は情報入手の方法としてとても重要な役割を果たし、社会のインフラとして機能していました。
ところが、昨今では1人1台スマホをもっている時代です。
知りたいことがあれば、Google、Yahooなどの検索エンジンにキーワードを入れれば瞬時にそれに関する最新情報やニュースを提供してくれます。
こうなっては、もはや速報性を売りにしていた(紙の)新聞の情報提供媒体としての魅力はほとんど無いのではないでしょうか?
それを示すように新聞の購読者数は年々ものすごい勢いで減少しているようです。

世の中の紙離れは新聞だけに限らず、いろいろな出版物にまで及んでいます。
今では単行本はもちろん週刊誌や月刊誌まで電子書籍(データ)として発売されています。
メジャーな出版物はだいたい電子書籍化されているといっても過言ではないでしょう。

そういえばメジャーとは言えない出版物ですが、「会計監査ジャーナル」という公認会計士に毎月送られる月刊誌も、ついに電子書籍化されます。
現状は希望者のみのようです。
なお電子を希望すると紙の本は郵送されません。

紙とデータの特徴を比較

データと比較した紙のメリット

なんだが堅苦しい話になってきたので、柔らかい話に戻します。
紙がデータより優れている部分を挙げてみましょう。

・情報の一覧性がある(パラパラ見やすい)
・書き込みがしやすい(電子書籍にも書きこめるがやりにくい)
・テキストや問題集のように何度も前後にページを行ったり来たりする場合に、その操作がやりやすい
・読み終わった本を中古本として売れる(投資額を一部回収できる)

紙という物質的な実体があるから、その存在も目視確認できるし、複雑な操作もやりやすいというメリットがありますね。

データと比較した紙のデメリット

次に紙がデータに劣っている部分を挙げてみましょう。

・情報の速報性に劣る(データは出来事がすぐ反映される)
・紙代、印刷代、運送コストがかかる結果、価格がデータより高くなる
・物理的な実態があるため、保管に場所を取る(データは保管場所をとらない)
・物理的な実態があるため、それなりに重量があり、同時に持ち歩ける数量に限界がある(データならいくらでも持ち歩ける)

メリットと同様に紙という物質的な実体があることからくる、コスト増、保管場所に困る、たくさん持つと重いというでデメリットがありますね。

まとめ

・紙が適するのは、何度も読み返したり、精読したり、参照したり、書き込んだりする必要がある情報(例、テキスト、問題集、参考書)
・データが適するのは、1度しか読まない情報、さらっとしか読まない情報(士業の会報誌、新聞、ニュース、マンガ、雑誌)
・紙は放っておくとどんどんスペースを浸食してくるので管理が重要

おまけ

【編集後記】

書斎をずっと掃除していました。
紙と格闘しながら。ほんとずっと。。。(-_-;)
夕方に鳥取の父から生サバが届き、夕飯にしたところ、
とてもおいしく、息子もたくさん食べました。(最近、魚のおいしさに気づいたようです。)

【ムスコログ】

幼稚園の先生に散髪したことを気づいてもらい、それについて声をかけてもらったようです。
散髪後の髪型をほめられて、本人もまんざらでないようです。!(^^)!