経理に時間と手間をかけたくない人にオススメ。会計ソフトへのデータ入力を最小化する方法。【２９２】

MFバリューパックのホーム画面

会社でも個人事業でも、経営するにあたり、経理は避けて通れません。

経理は、税金を計算するためだけでなく、資産や業績の状況を把握するためにもかかせません。

しかし、いくら必要な業務といえ、単調な経理（特に会計ソフトへのデータ入力）はできれば最小の労力で終わらせて、節約した時間や手間を本業や自由時間に充てたいと思う方がほとんどではないでしょうか？ちなみに私はそのタイプです。
（大量のデータ入力が好きな人はこの記事をスキップしてください。それを減らすアイデアなので。(-_-;)）

今回は、経理嫌いな私がオススメする、会計ソフトへの入力を最小にするための方法について。

ここでいう私の嫌いな経理とは、データ入力などの手間のかかる単調な経理をさします。
嫌いだから経理しないくていいよ、という記事ではありません。
嫌いな経理をいかに効率よく労力をかけないで終わらせるかという記事です。念のため。

クラウド会計ソフトとその他業務ソフトを連携させよう

会計ソフトには、PCにソフトウェアをインストールして利用するもの（PCインストール型）とインターネット経由でクラウド上にあるソフトウェアを利用するもの（クラウド会計ソフト）があります。

従来のPCインストール型ソフト（弥生会計、財務応援など）は、人間によるデータ入力を前提としているため、どうしてもデータ入力が多くなりがちです。

これに対して、近年、ものすごい勢いでシェアを伸ばしているクラウド会計ソフト（Money Forward、freeeなど）は、そもそも人間によるデータ入力を前提としていません。
経理にかかるデータ入力を最小にするには、やはり、クラウド会計ソフトが適しています。

そのため、私も自分が使っている経験に基づき、お客様にクラウド会計ソフトをオススメしています。
過去のMFクラウド確定申告の記事のリンク（↓）を貼っておきます。

MFクラウドバリューパックで自分の経理にチャレンジ！オススメする前に自分で試す。【１４４】

そしてクラウド会計ソフトを最大限生かして、データ入力を最小化するには、やはり他の業務ソフトも利用して連携させるべきでしょう。
たとえばMoney Forwardでいうと、個人用MFクラウド確定申告（法人用MFクラウド会計）だけでなく、MFクラウド請求書、MFクラウド給与などの業務ソフトも同時に利用するとよいでしょう。
以下、各業務ソフトについて解説します。

MFクラウド請求書で売上取引仕訳を作成

会社や個人事業であれば請求業務があり、その際に、請求書を作成すると思います。
この請求書を作成すると同時に、売上取引の仕訳を作成してくれるのがMFクラウド請求書です。

MFクラウド確定申告（MFクラウド会計）を立ち上げて、「自動で仕訳」の「請求書から入力」をクリックすると、売上の仕訳候補（下書きみたいなもの）が取りこまれます。内容をチェックして、誤りがないことを確認し、「登録」をクリックするだけで、正式な仕訳として会計ソフトに取り込まれます。

請求書が正しく作成されていれば、会計ソフト側で仕訳候補をチェックして2回クリックするだけで、以下の仕訳が出来上がります。

通常、行う請求書作成業務に、仕訳チェックとクリック2回するだけで、売上の仕訳ができるのでとても効率的です。
請求書の枚数が多ければ多いほど、そのメリットを感じられるでしょう。

なお「請求書」以外からも連動サービスを利用すれば、売上の仕訳データを取り込むことができます。
連携サービスとして、クラウドワークス、ランサーズ、エアレジ、ユビレジ、スマレジ、BASEなどがあります。

MFクラウド給与で人件費仕訳を作成

会社役員・家族従業員（事業専従者）・従業員がいれば、毎月、給与計算業務があるはずです。
給与計算や給与明細書をつくると同時に、人件費の仕訳を作成してくれるのがMFクラウド給与です。

MFクラウド確定申告（MFクラウド会計）を立ち上げて、「自動で仕訳」の「給与から入力」をクリックすると、人件費の仕訳候補（下書きみたいなもの）が取りこまれます。内容をチェックして、誤りがないことを確認し、「登録」をクリックするだけで、正式な仕訳として会計ソフトに取り込まれます。

給与計算が正しく行われていれば、会計ソフト側で仕訳候補をチェックして2回クリックするだけで、以下の仕訳が出来上がります。

今回は、少額だったためシンプルな仕訳ですが、一般的な源泉所得税・住民税特別徴収・社会保険料などの控除項目が複数ある場合でも、MFクラウド給与は対応しています。

「経費」、「マイナンバー」は導入するなら必要性を検討しよう

バリューパックの中には5つのソフトが含まれています。
しかしMFクラウド経費とMFクラウドマイナンバーは、個人事業主や小規模会社にはあまり必要ないかもしれません。

クラウド経費は、経費を使った人とそれを承認する人が厳密に役割分担をしている場合には経費の承認・申請に有効かつ効率的です。
しかし、小規模な中小企業や個人事業では厳密な役割分担をしていないことが多いです。そのためクラウド経費までは必要ないかもしれません。（厳密な経費の承認・申請を設けていることが少ないため）

同じく、マイナンバーもわざわざクラウドで管理する必要がない中小企業や個人事業が多いと思います。

そのため、「経費」も「マイナンバー」も導入するにあたり、その必要性を検討することをオススメします。

現金取引を極力さける

クラウド会計ソフトを使っていても、取引のほとんどを現金で行っていては、経理効率化のメリットを十分に受けることができません。現金で取引すると、クラウド会計ソフトで取りこめるデータが生成されないからです。
そのため、せっかくクラウド会計ソフトを利用するなら、現金取引を極力避ける必要があります。

私は数百円の文房具でもクレジットカードを使うなど、徹底して現金取引を減らします。そうすることで、経理に関するデータ入力を減らすことができるからです。

以下の方法を利用すれば、現金取引を避けることができます。

クレジットカード決済

クレジットカードで決済したデータはクラウド会計ソフトに対応していて、仕訳データとして取込むことが可能になっています。

クレジットカードは、ネットバンキングのような振込手続きも不要で手間かからず、さらに利用ポイントもたまるため、1番オススメの決済方法です。

今では、ほとんどすべてのクレジットカードがクラウド会計ソフトに対応しています。

ネットバンキング決済

今では、ほぼ100%の金融機関（都市銀行、地方銀行、信金、ネット銀行）のネットバンキング情報がクラウド会計ソフトに対応しており、預金口座に関する入出金データが取りこみ可能となっています。
むしろ対応していない金融機関を探す方が難しいです。。。

そのため、ATMで通帳記帳して、それを見ながら、人が会計ソフトに手入力するという面倒な作業は回避することができます。

電子マネー決済

さまざまな電子マネー（edy,suica,pasmoなど）情報もMFクラウド確定申告（MFクラウド会計）に仕訳データとして取込みに対応しています。
対応している電子マネーの一覧はMoney ForwardのHPに譲ります。

FAXをもっていない私は、FAX料金を支払うためだけにnanaco（セブンイレブン発行）を使っています。FAX料金はクレジットカード決済ができないため、nanacoを利用することにしています。
FAXしか受け付けてもらえないところが未だにあるため。。。
メール対応、ほんとお願いします。。<m(__)m>

Excel形式の現金出納帳データを取りこもう

経理効率化のために現金取引は極力さけるべき！とは言っても、現金しか取扱いのないお店もあるでしょう。
私の住んでいる地方では、特にその傾向が強いです。

そこで、しょうがなく現金でやりとりした取引を、Excel形式の現金出納帳に記録します。
一般的な会社や個人事業であれば、現金出納帳をつけていると思います。
そこで、これまで作っていた現金出納帳をExcel形式でつけることをオススメします。

Excel形式の現金出納帳を作成し、それを現金取引仕訳としてクラウド会計ソフトに取りこむ方法を過去に記事にしています。
現金出納帳を2度も入力したくない人は（↓）読んでみていただければ。

Excelに入力した現金出納帳データを「MFクラウド確定申告」に取りこむ方法。現金出納帳にかかる2度手間を永久に排除。【２８５】

まとめ

・経理を楽にするには、クラウド会計ソフトを他の業務ソフト「請求書」「給与」と連動させる
・経理を楽にするには、現金取引をしないで、クレジット・ネットバンク・電子マネーで決済
・経理を楽にするには、現金取引はExcel形式の現金出納帳に入力して、それをクラウド会計ソフトに取りこむ

おまけ

【編集後記】

朝10時から代理で落語チケットを買いに出かけました。
今回は、私が観るのではなく、妻が行くことに。（妻のお気に入りの噺家さんのため）
私も行きたかったんですが、幼児がいるため、2人同時は無理なんです。。。

【ムスコログ】

幼稚園の友達（とそのお母さん）といっしょに、ファミレスのココスで昼食を食べてきました。
私は望んで留守番。
家族だけのときは違う外食で楽しかったようです。終始ハイテンションだったそうです!(^^)!