自分で記帳をしてみたい方は税務支援の記帳指導に参加されることをおすすめ。無料で90分×3回は相談できる。【350】

山形県税理士会館

本日は山形県税理士会館にて、税務支援事業の一環で記帳指導に参加してきました。

現役税理士が無料で相談対応

この税務支援の相談者さんは無料で現役税理士からアドバイスを受けたり、記帳方法や確定申告の知識について相談をすることができます。

平成30年度の山形支部の開催スケジュールは、8月と11月と翌年1月の年3回で、各回90分の相談時間が設けられています。

年間4.5時間の相談時間ですから、実際の記帳作業は相談者さんにやっていただく必要があります。

この相談会の目的は、自分で記帳する強い意思がある納税者の方に、自分で正しく記帳・確定申告を行うアドバイスをすることです。

そのため、記帳のコツであるとか一般的な節税の制度をお伝えすることにとどまります。

記帳(経理)を代行するための相談会ではありませんので、その点は誤解のないようにご注意ください。
記帳代行までするには4.5時間ではまったく足りません。

相談者の希望に沿った記帳方法をアドバイス

自分で記帳するためのアドバイスと書きましたが、記帳にも難易度の違いがあり、記帳方法も1つではありません。

例えば、白色申告もしくは青色申告10万円特別控除の納税者であれば、いわゆるおこづかい帳のようなシンプルな記帳で足ります。
しかし、青色申告65万円特別控除の納税者であれば、会計ソフトを利用して複式簿記という少し複雑な記帳をしなければなりません。

複式簿記という少し複雑な記帳(税務調査で調査官がチェックしやすくなる)をしてくれた人には、利益を65万円少なく(青色申告特別控除65万円)してくれるという制度が青色申告のメリットの1つです。

ただし、特別に会計や税務に詳しくない納税者が、青色申告特別控除65万円を受けるには、現実的には以下の3つが必要になります。
・簿記のやさしい基本書「日商簿記3級レベル」(1,000円から2,000円程度)
・会計ソフト「EPSON財務応援など」(年間ソフト利用料21,600円から)
・納税者が記帳技術を修得するまでの時間と努力(金額不明)

利用上の注意=時間厳守、ドタキャン厳禁

無料だからかもしれませんが、アポイントを入れた日に相談者さんがいらっしゃらないことが毎年のことのようにあるようです。(私は今回が初回参加)

私の本日の担当予定人数は3人だったんですが、実際にいらっしゃったのは2人です。
1人の相談者は、記帳指導日が今日だということを忘れていたそうです。(電話確認したら)
この本日いらっしゃらなかった相談者に関しては、また後日別の相談日を設けて対応しなければなりません。

対応する税理士も、日時をおさえているため、相談者の方はできる限りキャンセルを控えていただくようお願いします。
どうしてもキャンセルする必要がある場合(どうしても動かせない仕事があるなど)には、できるだけ早くお知らせください。
ドタキャンをされますと、アポをとっていた税理士の時間が無駄になってしまうので、その点をご配慮いただきたいですね。

以上です。また明日!

おまけ

【本日の成長】

税務支援の記帳指導担当員を経験

【編集後記】

初めての記帳指導担当員を経験しました。
やってることはいつもと同じですが、指導実績を記載する書類が意外とたくさんあり面食らってしまいました。

【ムスコログ】

約束はしていないんですが、カードゲームの約束をしたと主張して大騒ぎでした。
どこかで勘違いして記憶してしまったのかもしれません。。。

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