職業会計人である私がいうのは問題があるかもしれませんが、
経理業務はできればやりたくないというのが一般的な考えではないでしょうか?
正直、できれば私も私自身の経理業務をやりたくありません。
義務としての経理
個人事業主であれば3月15日まで、
法人であれば決算日から2か月以内に、
決算書を作成し、それに基づき税務申告書を作成・申告しなければなりません。
1年間のビジネスの結果を記録した、
預金通帳、現金出納帳、請求書、領収書、給与明細などの会計資料と格闘し、
時には栄養ドリンク片手に深夜まで経理業務に拘束される。
税務署に納付する税金を計算するため、
融資を受けている場合は金融機関に提出するために、
無味乾燥でしんどい作業を強制される。
経理はビジネス結果の評価ツール
こう考えると経理業務はネガティブな作業と思えますが、
経理業務は自分が行ったビジネスを、数値で客観的に評価できる最適なツールを、
作成する重要な作業でもあるといえます。
単なる勘定科目の前期比較でも、その増減額の原因分析によって、
今期のビジネスの成果を客観的に評価することができます。
ただし頭では重要な情報を作成する作業であると分かっていても、
やはり大量のペーパーと電卓による集計では苦痛を伴います。
その結果、やっぱ面倒な業務というイメージになるでしょう。
経理にコンピューターを
そこでコンピューターの出番です。
現在は自動仕訳機能を搭載したクラウド会計ソフトに代表されるように、
経理業務周りのコンピューター技術が日々進歩しています。
コンピューターを利用して経理業務の効率化(省力化・時短化)を図れば、
経理業務は大して手間がかからないわりに、
重要なビジネス情報を得られるコストパフォーマンスの良い業務となるはずです。
このように経理にコンピューターを積極的に導入していけば、
経理業務のイメージは変わっていくはずです。
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