会社が自ら経理することで失うもの(デメリット)【6】

前回の投稿で会社が自分で経理すること(自計化)で得られるメリットをアップしました。
今回は自計化のデメリットをお伝えします。

物事を判断するにはメリットとデメリットの両面から判断する必要があると思います。
そうしないと、適切な判断はできないと考えているからです。

自計化のデメリット

自計化のデメリットは、なんといっても手間と作業時間がかかることでしょう。

記帳代行を会計事務所に依頼していれば、
預金通帳コピー、現金出納帳、領収書、請求書、給与明細などの会計資料を、
会計事務所に渡して終わりです。
通常、1か月後の月次往査時に試算表ができあがってくるでしょう。

自計化する場合、さらに準備した会計資料を会社自ら会計ソフトに入力しなければなりません。
取引量の多い(領収書の枚数が多い、通帳の印字記帳数が多い等)会社であれば、
それなりの手間と作業時間が必要になります。

デメリットを軽減する技術

この手間と作業時間を大幅に省力化・時短化してくれるのが、
クラウド会計ソフト(有名どころではfreee・MFクラウド)やEXCELなどです。

クラウド会計ソフトはインターネットバンキング情報を取得して
預金取引を自動で会計処理してくれます。

EXCEL形式の現金出納帳を作成すれば、
そのデータをそのままクラウド会計ソフトで取り込んで、
自動で現金取引を会計処理してくれます。

その結果、会社は残高チェック、勘定科目チェックするだけで済むようになります。

まとめ

このように自計化のデメリットである手間と作業時間がかかるという点は、
今ではクラウド会計ソフトなどにより負担が軽減
しつつあります。

そこで自計化のデメリットより自計化のメリットが大きいと判断し、
私はクライアントに自計化をおすすめしています。

会社が自ら経理することで得られるもの(メリット)

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