会社が倒産するのはどんなとき?それは資金繰りがショートするとき。【7】

会社が倒産するときはどんな時だと思いますか?

会社の業績不振がつづき、何期も赤字を続け、
債務超過(資産より負債が大きくなった状態)になった時だと
思われるかもしれません。

それは間違いではないです。
しかし正確ではありません。

会社が倒産するとき

会社が本当に倒産する時というのは、
資金繰りがショート(不足)して事業活動が続けられなくなった時です。

資金繰りがショートするとは、
支払期限に支払うべき経費(人件費、家賃、仕入代金)を支払えない状況をいいます。

倒産原因の裏付け

それを裏付けるように、
決算書では利益を計上して黒字決算なのに、
資金繰りがショートしたため倒産してしまうこともありえます。
いわゆる黒字倒産と呼ばれる場合です。

反対に決算書は毎期赤字決算でも、
金融機関からの融資や経営者個人財産の投入により、
資金繰りがショートしなければ事業活動を続けられれば
通常は倒産することはありません。

まとめ

この重要な資金繰り情報は、
一般的な試算表では読み取れません。
したがって、
資金繰り表やキャッシュフロー計算書のような将来の予測に基づく資金繰り情報を作成し、
売上高や利益だけでなく資金繰りに常に注意を払うことが会社経営には必要となります。

 

 

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