あらためて、ふるさと納税の意義。現状は散々な結果【8】

最近、ふるさと納税への規制強化がよく話題にのぼります。

ふるさと納税の意義

あらめて総務省のHPで「ふるさと納税の意義」を調べてみると以下の3つでした。

  1. 納税者が寄付先を選択する制度であり、その使われ方を考えるきっかけになる制度であること。
  2. これから応援したい地域への力になれる制度であること。
  3. 自治体が国民に取り組みをアピールすることで、自治体間の競争が進むこと。

ふるさと納税の現状

残念ながら、ふるさと納税制度の現状は
1から3のいずれも達成していないでしょう。

寄付金額(ふるさと納税金額)に対し、
どんな返戻金が、どれだけもらえるかだけが、
大部分の納税者の関心事
であり、
各自治体の寄付の使途や自治体の取り組み等は
考慮外に置かれているというのが現状
です。

ふるさと納税の創設意義の達成のために

この異常な状況を是正するため、
返戻率の上限枠を規定したり、
換金性の高い返戻品の禁止などの規制はやむを得ないと考えます。

この規制により返礼品以外の各自治体の寄付の使途や自治体の取り組み等へ、
納税者の関心が移れば、ふるさと納税の創設意義が達成されるはずです。

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