お店のレジに人がいなくなる日が、すぐそこまで来ています。→人が機械にとって代わられる日。【110】

ツタヤでの気づき

レンタルショップのツタヤから、年に1回の会員カード更新の催促ハガキが届いていたので、
久しぶりに(4か月ぶりくらいかな?)山形市上町のツタヤに足を運びました。
更新すると旧作レンタルが1本無料ということで、旧作をもってレジに向かって驚いた。
なんとツタヤもセルフレジを導入しているではないか!

セルフレジの導入・浸透

私の住んでいる山形市周辺で最初にセルフレジを導入したのは、
ヨークベニマルだったと記憶しています。
導入当初、私の周りではすこぶる評判が悪かったことを覚えています。
今までお店側がやっていたレジ精算という業務をお客にやらせるとはけしからん!と。
ただし、すべてのレジがセルフになったわけではなく、
半分がセルフレジ、もう半分は従来どおり店員さんがレジ精算してくれる折衷型です。

最初は私もおっかなびっくりセルフレジを敬遠していましたが、
実際に使ってみると、購入商品が少ない場合(例えば、お弁当とお茶など)には、サッと精算でき、レジ待ちする時間が短縮されました。
スーパーの性質上、買いだめをするお客さんが前に並んでいるときはレジ待ちの時間が長くても、そんなもんか・・と諦めていました。
それがセルフレジの導入により改善されたのです。
そして、その利点にお客さんが気づいたのが、今ではセルフレジは抵抗なく受け入れられているようです。
あくまで私の印象ですが。

このようにセルフレジ化が、地方においても浸透してきています。
他の店舗をあげれば、ツタヤと同じくDVD・CD・コミックレンタルのGEO、スーパーのヤマザワです。
なおヤマザワについてはレジを通す作業は店員さんが担当し、お金のやりとり(現金預かり、釣銭渡し)だけをセルフ化・機械化しています。
これはお客さんが商品をレジに通さないという不正を防止するためだと考えられます。

クラウド会計の導入・浸透

同様に経理業界でもセルフ化・機械化の波は押し寄せています。

クラウド会計ソフト(マネーフォワード、freeeなど)の導入・浸透で、これから経理人材の必要人数は確実に減少します。
なぜなら、今まで手間のかかっていた預金口座の入出金記録を会計ソフトへ入力するという業務(預金取引の仕訳化)を、クラウド会計ソフト自体が行ってくれるからです。
また、摘要の会社名などから勘定科目まで想定し、仕訳を起こしてくれます。
人間は、この勘定科目が正しいかどうかだけをチェックすれば良いので、極端に言えば、その判断ができる人間が1人いれば足りてしまうのです。
またクラウド会計の自動仕訳の技術で、今まで、経理人材しか起こせなかった複式簿記仕訳を、
経理に詳しくない方でも簡単に起こせるようになりました。

これにより、会社や個人事業主が自分で経理するハードルは確実に下がりました。
そのため、記帳代行業務の価値は低下し、その報酬は単なる作業代行として、単価の安い仕事になりつつあります。
価格競争に巻き込まれがち。。

経理もレジ精算業務と同じく、セルフ化・機械化という流れになるでしょう。
そのため、税理士が注力するべきは、セルフ化・機械化できない仕事だと考えます。
具体的には税務相談、提案業務、経営計画策定、コンサル業務などではないでしょうか。

まとめ

お店のレジのセルフ化・機械化が浸透してきている。
同様に、経理業務のセルフ化・機械化も今後ますます浸透していくだろう。
税理士はセルフ化・機械化されない仕事に注力しよう!

 

【編集後記】

午前中から、レンタカーを返却したり、灯油を買い込んだり、
ドラッグストアに買い出しに行ったり、ツタヤ会員カード更新と、何かと雑務多い1日でした。
年末は何かと忙しいですね。

【ムスコログ】

昨日は祖父母の家に泊まって、今日のお昼ごろ自宅に戻ってきました。
考えてみれば昨日の1日で、息子はスキーを初めて経験し、父母のいない外泊を初めて経験したことになります。
昨日のように、これからも初めての経験を積み重ねて、成長していくんだなと、しみじみ思いました。