日本税理士連合会の電子証明書とICカードリーダライタ
今回は開業税理士としてクライアントの申告書に初めてサインをするとき、
会計事務所職員の時とは違った緊張感がありました、というお話。
署名する意味
クライアントの税務申告書に税理士としてサインするということは、
その申告書の内容に作成責任を持ちます!と宣言することと同義です。
そのため万が一、その税務申告書に誤りがあった場合には、
その税理士本人の看板が傷つくだけでなく、誤りが税理士の責任によるものならクライアントから損害賠償請求される可能性もあります。
そのため税理士としてサインするということは、そういったリスクを全て負うということになります。
初の署名で再認識
開業税理士として初めてサイン(実際はe-Taxなので電子署名ですが)するとき、
あらためてリスクを負うことを再認識させられました。
申告書データを作成し、そのデータを送信する直前に、税理士の電子署名を付与を確認する画面が表示されます。
そのとき、不意にドキッ!としました。
会計事務所職員だったときは、その電子署名はその会計事務所のボス税理士の氏名でしたが、このときは当然、自分の氏名でした。
はじめて自分の署名が申告書に付与されることに感慨深いものもありましたが、
それと同時に誤りがあった場合には自分が責任を負うんだということを再認識し、
しばらく手が止まってしまいました。
その後、気を持ち直してしっかり電子申告しましたよ。もちろん。
職員時代との違い
会計事務所職員のときも、申告書に誤りがないように、注意深く慎重に作成していましたが、
何か誤りがあったときに自分がダイレクトに責任を負わないので今思えば弛緩している部分はありました。
やはり自分が全責任を負うとなると、やはり緊張するものですね。(-_-;)
職員の場合は、ボス税理士という後ろ盾があるので、
電子署名&電子申告に特別にナーバスになることもなく、
ルーチンな業務の一環として、なにげなく送信していました。
やはり後ろ盾なく開業税理士となり、リスクを負うと考えることが違ってきます。
リスクを負う代わりに実務経験値も高くなると実感しています。
まとめ
・税理士署名は税務申告書の作成責任を表明
・署名するたび責任を認識
・開業税理士はリスクと引き換えに経験値が高くなる
おまけ
【編集後記】
明日から山形駅前の霞城セントラルで開催される無料確定申告相談会の会場設営に参加しました。
イスや机の設営は意外と時間がかかります。。
【ムスコログ】
朝から鼻水と微熱があったため、大事をとって幼稚園をお休みしました。
amazonプライムでスナックワールド(無料)を観て楽しみました。