公認会計士の最終試験(修了試験といいます)をパスしてから、久しくボリュームのある新しい分野の学習から離れていました。
最近、新しくマスターした分野ができたので、目下、その分野を学習中です。
久しぶりにボリュームのある学習をしているため、試験勉強などにも使える学習のコツを思い出しました。
そこで、今回は新しい分野を学習するときのコツについてのお話。
目次に目をとおし、全体のフレームワークを抑える
まず参考書などの目次に目をとおします。
その時に、どんな論点があるのかを、その参考書がどんな構成になっているのかを俯瞰します。
目次ページを全て(1ページから最終ページまで)をコピーして、その参考書のMAP(目次MAP)を作成してください。
その本を読むときには、その目次MAPをそばにおいて、自分は今どこの論点を学習しているのかを常に意識しながら読むように心掛けてください。
何度も目次MAPを確認することで、頭の中にその参考書のフレームワークが作られます。
このフレームワークが学習するにあたっての(知識を収納するための)本棚の役割を果たします。
その後、細かい論点を整理・配置する
頭の中に、この本棚が作られれば、しめたものです。
あとは、参考書の本題や各論を学習し得た知識を、その本棚につぎつぎに整理整頓していくだけです。
例えば、会計の参考書の目次として、資産、負債、純資産、収益、費用というカテゴリーがあれば、それを本棚のラベルとして利用します。
参考書で売掛金について学習しているときは、その知識を「資産」というラベルの棚に整理して収納します。たったこのラベルつきの本棚が頭の中にあるだけで、その知識の定着度合いが各段にあがります。これにより、忘れることや誤って覚えるということも防ぐことができます。
このように目次MAPと(頭の中の知識の)本棚があれば、効率的な記憶・理解が可能になります。
テキストを1ページから精読しない
よく学習参考書を買ってきて、1ページ目から最終ページまで精読する几帳面な人がいます。
ちなみ、むかしむかし、私もそのタイプでした。
頭から最後まで精読する学習法は、ボリュームの少ない勉強であれば、それなりに有効です。
しかし、その方法は高校受験などの、ある程度ボリュームと科目が複数あり難易度の高い勉強の場合、集中力を最後まで続けることがむずかしいため、非効率的な学習方法です。
しかも頻出論点も、そうでないマニアック論点も同じ厚さ(投下時間、投下努力)で勉強することになり、投資した時間と努力が効率的に得点に反映されません。つまり要領よく得点できません。
効率的な学習法は、まず頻出論点を何度も回して(問いたり、暗記したり)確実に抑え、時間的に余裕があれば、マニアック論点もさらっと学習するという方法です。
おまけ
【編集後記】
不動産譲渡取引の検討(これだけで1日が終わってしまった。)
資産税は奥が深いです。。。
【ムスコログ】
幼稚園の新学期が始まりました。
どの先生になるのかな?、どの子と同じクラスになるのかな?と期待に胸をふくらませて登園しました。
偶然にも、預かり保育で仲良くしている子と同じにクラスになり、お互い喜んでいる顔をみて、当事者じゃないのに嬉しくなりました。!(^^)!