手漕ぎボートだとしても自分の望む方向へ進路をとれる。それが独立のメリット。【205】

Boat

フリーランスになってから、経費の支払から事務用品の発注・受取と、自分でやることが増えたなと感じます。

そのとき、ふと思いました。

フリーランスは手漕ぎボートの船長(乗組員ゼロ)で、大企業の会社員は超大型船の乗組員みたいだな、と。

そこで今回は、そんな思いつきのお話。

大企業の会社員は超大型船の乗組員

上場会社、大手監査法人、大手税理士法人などを船舶に例えると、乗組員が何百人から何千人もいる超大型船と言えるでしょう。

巨大な船体のため、荒波を受けても揺れが少なく、少々の嵐ではびくともしません。

とても安定しているため、乗っている乗組員も安心・安全・快適です。

しかし、巨大な船は慣性が強く働き、小回りが利きません。そのため、急旋回などのとっさの動きができません。

また乗組員(会社員)は、割り当てられた業務に専念することが求められ、船(大企業の)の進路決定に関わることはできません。

ごく一部のポジションの人により進路を決定されます。

フリーランスは手漕ぎボートのひとり船長

これに比べてフリーランスを船舶に例えると、手漕ぎボートみたいなものです。

とても小さな船体のため、小さな波でも揺れが大きく、小さな嵐でも対応を間違えれば大変危険です。

安定感があまりないため、乗っている1人船長は常に危険を意識します。

しかし、手漕ぎボートは慣性が弱いため、小回りがよく利きます。そのため、急旋回などのとっさの動きが得意です。

また船長しかいないため、すべての仕事を、船長がひとりでこなします。当然、船(フリーランスで営んでいるビジネス)の進路を自由に決定することができます。

独立したいかどうか

前記のとおり、会社員とフリーランスを船舶に例えてみましたが、それぞれメリットとデメリットがあります。

会社員は、収入面では安定しているけど、自分のやりたいように仕事をすることに(場所的・時間的)制約が多いでしょう。

フリーランスは、努力すれば自分のやりたいように仕事ができる可能性が高いが、収入面での不安が大きいでしょう。
しかし、個人的には、自分のビジネスの進路を自分で決定して、即座に実行に移せるというメリットはとても大きいと思います。
先日、ふと自分はサラリーマンではなくビジネスマンになったんだなとしみじみ感じました。(笑)

いろいろ考慮することはあるでしょうが、最終的には、本人が独立したいかどうかにかかっていると思います。

人生の後半になって、もしあのとき、ああしていれば、と後悔しないようにしたいものです。

おまけ

【編集後記】

税理士会の研修会(創設された事業承継税制の特例の活用ポイント)

【ムスコログ】

明日から幼稚園の新学期がスタートするので、今日は預かり保育をお休みして、母とじっくり遊んだようです。
お土産に買って帰った、ジャガイモコロッケをおいしい!といって完食しました。