経費負担はじわじわ効いてくる
独立開業してみて実感したことの中に、事業経費の負担がボディブロウのようにじわじわ効いてくる、ということがあります。
当然、頭では独立すれば経費は自分持ちであることを覚悟していました。
しかし、初期費用やランニングコストを支払い、実際に出血(出金)してみると、
その痛みをリアルに実感することになります。
これが独立前に頭でイメージしていたより、地味に・・・痛いです。(-_-;)
個人事業主であるため、会社員のような安定収入は保障されていません。
その状況で経費がでていくものですから、会社員時代のとはお金の感覚が変わり、独立後の方がお金にシビアになっています。
幸い、事務所の賃貸料やスタッフを雇用していないので人件費などの固定費はかかりませんが、
最低、私の家族が生活できる収入は必要になります。
会社員時代より、お金を大切に考えるようになったことは良かった点です。
痛かった初期費用
私の場合は税理士事務所なので、飲食店や美容室のように店舗が必要な商売ではないため、
初期費用は比較的少なく抑えられました。
それでも、税理士業務を行うにはPCや会計ソフト、税務ソフトが必要になります。
しかも税務ソフトは通常、税金の種類ごとにパッケージになっているため、
例えば、消費税納税義務のある法人の申告業務を行うためには、
1 会計ソフト
2 法人税申告ソフト
3 消費税申告ソフト
4 内訳書・概況書ソフト
5 減価償却ソフト
6 電子申告ソフト
の6つのパッケージソフトを購入する必要があります。
現在はソフト会社のライセンス管理が厳しいため、一つのソフトを2台のPCで使いまわすことができない仕様になっています。
そのため、PCの台数分だけライセンスを購入する必要があります。
そのほか給与計算ソフト、季節仕事の年末調整・法定調書ソフトと確定申告ソフトも、
その業務を行うのであれば購入する必要があります。
もうひとつ、やはりMicrosoftのEXCELとWORDも購入しないと、業務に支障がでるため、購入せざるを得ないでしょう。
このように、業務ソフト代に軍資金をがっぽり持っていかれてしまいました。激痛((+_+))
ランニングコストは小さく頻繁に
業務ソフトは初期費用を1回支払って終わり。
ではなく、税法改正にあわせて、ほぼ毎年バージョアップが必要です。
そのためのコストが毎年かかってくるのでバージョンアップコストはランニングコストです。
初期費用よりもバージョンアップコストは安価ですが、毎年かかる費用なのでバカにできません。
また会計士や税理士という肩書を名乗るためには、日本公認会計士協会や日本税理士連合会に、会費を納めなければなりません。
その金額が地域会によって多少の大小はあるようですが、
東北の山形で公認会計士を名乗ると1月あたり約10,000円、
東北の山形で税理士を名乗ると1月あたり約10,000円というランニングコストがかかります。
強調しておきますが、公認会計士かつ税理士と名乗ると1月あたり約20,000円です!
(私の負担額です。。。ひと月あたり。。1年間で240,000円)
駆け出しで収入が安定しない会計人には、じわじわ効きます。この出血。
まとめ
・独立前に頭で理解しているより、独立後の事業経費の出血(出金)は痛い。
・初期費用はガツンと痛み、ランニングコストはボディブロウのようにじわじわ遅行性の痛み
【編集後記】
4月1日から翌年3月31日の1年間で、会計士40時間、税理士36時間の研修義務を達成しなければなりません。
必要研修時間が今日現在でもたくさん残ってます。(汗)
そのため、昨日からWEBでE-learningに没頭しています。(-_-;)
【ムスコログ】
朝から38度以上の高熱が続き、覚悟のうえ、かかりつけの小児科で診てもらいました。
・・・・。
検査の結果、予想通りインフルエンザA型にかかっていました。
その後、息子のクラスは6人がインフルエンザということで、学級閉鎖となりました。
不要な人ごみを避け、マスクをして外出されることをおすすめします。
父と母は、免疫力を高めて発病を防ぐことしかできません。
早く休みたいのに、ブログの筆が進みません。。。