WEBライティングで初めての収入。2つ以上の種類の収入を増やす重要性。【300】

きてけろ

先日、依頼を受けた税金ブログ記事の原稿を納品し、はじめて収入を得ることができました。

税理士として独立してから6か月、税理士業務以外からのはじめての収入です。

私は、「伝統的な税理士業務」以外からの収入を得ることも重要だと考えています。

今回はそんなお話です。

伝統的な税理士業務

会計事務所に縁のない方には、税理士業務って具体的にはよく分からない方が多いのではないでしょうか?

なんとなく、難しそうな税金や会計の計算をやっている、堅い仕事というイメージをお持ちではないでしょうか。

会計業界の方には説明不要だと思いますが、一般の方向けに税理士が行っている業務を具体的にあげてみます。

・給与計算:お客様の役員や従業員の毎月の給与計算事務を代行します
・記帳代行:お客様の会計ソフトへの会計データ入力を代行します
・法人決算&法人税・消費税の申告:会社などの年に1回の決算作業と法人税と消費税の申告書の作成を代行します
・年末調整:お客様の役員や従業員の年末調整業務を代行します
・法定調書:お客様の法定調書合計表を作成します
・給与支払報告書:お客様の市役所に提出する給与支払報告書を作成します
・償却資産税申告:お客様の償却資産税申告書を作成し申告を代行します
・確定申告:個人事業主や不動産オーナーの所得税確定申告を代行します
・税務調査立会:税務調査官が行う税務調査に専門家として同席します
・税務相談:税務に関する相談を受けます
・税務顧問:お客様に税務顧問として継続的にサポートをします(記帳代行、決算業務、税務相談が含まれていることが多い)

一般的な税理士事務所であれば、だいたいこんなところでしょうか。
ちなみに、この業務のほとんどは冬の寒い時期に集中しています。
そのため、税理士業界は冬にこもって仕事をして、夏にリフレッシュして遊ぶのが一般的です。

どの税理士も「できる&している」業務からシフトする

この記事では前述の業務を「伝統的な税理士業務」を呼びます。

この「伝統的な税理士業務」を行う税理士は、はっきり言ってすでに飽和状態です。プレーヤーが多すぎます。。

現在、日本の税理士登録者は税理士法人も含め77,171人です。(日本税理士会連合会 平成30年6月末時点)

税理士なら、誰でもできる&誰でもしていること、を主戦場としていては私のような後発部隊は、お客様に選んでもらうことができません。ましてや知名度もなく経営資源の少ないフリーランス税理士ならなおさらです。

そこで競合相手の多い「伝統的な税理士業務」を主戦場としないで、それ以外の部分でも収入を得る必要があると考えています。
ただし、「伝統的な税理士業務」は、認知されていて、一定のニーズもあるため、ゼロにするつもりはありません。
ただ、その業務が占める割合を高くても50%になるよう、他の業務で収入を得るつもりです。

「伝統的な税理士業務」からシフトする理由

伝統的な税理士業務に100%依存しないで、他の業務にシフトする理由は以下の3つです。

好奇心を満たす、スキルアップを目指す

1番の理由はこれですね。

これから何十年も廃業するまで、伝統的な税理士業務だけをやり続けると好奇心が満たせなくなると考えています。

いくらお客様の入れ替わりや取引の内容に変化があるとはいえ、毎年、同じ業務しかないとさすがに飽きてしまうでしょう。

その結果、仕事では好奇心を満たすことができなくなります。

新しいことをしないで、同じ業務を繰り返せば、効率よくお金が稼げることは分かっていますが、好奇心を満たせなくなり、仕事が楽しめなくなるのはいやですね。

新しいことをやろうとすると、たいてい新しい知識や技術が必要になります。
たとえばブログ営業をやろうと思えばブログ運営のノウハウ、セミナーをやろうと思えばセミナーの企画・運営ノウハウが必要になります。

好奇心を満たし、スキルアップを目指すために、これまでに経験したことがない新しい仕事に取組む必要があります。

価格競争からの解放

どの税理士でも、できる仕事&やっている仕事というのは、税理士であれば誰でも同じクオリティーで提供できるサービスです。

伝統的な税理士業務は、まさにそれです。

誰でも提供できるサービスなら、価格が安い方にお客様は流れがちです。
しかも、インターネットが浸透した今では、ちょっとした手間で近隣の税理士の報酬を比較することができます。

そのため、ますます「伝統的な税理士業務」は、どの税理士でも提供できるサービスとして、価格競争に巻き込まれやすくなるでしょう。

そのような価格競争に巻き込まれないように、「伝統的な税理士業務」以外の仕事にシフトするべきだと考えています。

リスクヘッジ

最後に、クラウド会計ソフトの進展により、伝統的な税理士業務の中心であった記帳代行サービスの価値の低下が著しいと感じています。

従来型の税理士事務所は、月次税務顧問というラベルで、実質的に記帳代行サービスを売ってきたという慣習があります。

そのため、お客様がクラウド会計ソフトを導入し、記帳代行が不要になった場合、「税務顧問」というラベルで売っていたサービスが売れなくなる可能性がとても高いと考えています。

そのため、伝統的な税理士業務が売れなくなった場合のリスクヘッジのためにも、他の仕事で収入を得る必要があると考えています。

以上です。また明日!

おまけ

【編集後記】

今回で更新300回目を迎えます。
実は1度、毎日更新を中断しています。
その2か月後にブログを再開し、それ以来、毎日更新を続けてきました。
その結果、中断前後を合計して今回の300回にいたりました。
いろいろ大変なときもありましたが、なんとか続いています。
なんだかんだで、私はブログ更新が好きなんだと思います。
これからも続けていくつもりですので、お付き合いいただければと思います。<m(__)m>

【ムスコログ】

お風呂で、スト4ごっごを楽しみました。
ゲームでは、豪鬼のキャラ設定が強すぎるので、二人とも豪鬼の取り合いになっています。!(^^)!