好きな業務でお金を稼ぎ、伸ばしたい専門分野に資源を投入できるのが独立のメリット。【179】

私がいま伸ばしたい専門分野である公益法人会計の名著

 

好きな業務でお金を稼ぎ、伸ばしたい専門分野に資源を投入できる。
独立のメリットで、これが特に大きいと思います。
今回は、その独立メリットを詳しく!、というお話。

税理士業務でも好き嫌いがある

ひと口に税理士の仕事といっても、多岐にわたります。

相続税と民法相続編の専門知識が必要となる相続税申告業務、合併や分割などの組織再編に伴う税務、外国の税制の知識を必要とする国際税務など特殊な専門分野など、難しい税務分野が山ほどあります。
不動産の売却をともなう個人確定申告もいろんな特例があり、臨時的に発生する所得(分離譲渡)なので、その分野についての専門税理士がいるくらい奥が深いです。相続税と合わせて、難しい「資産税分野」とも呼ばれます。

しかし、なかには税理士レベルの税務・会計の知識がなくても、こなすことができる記帳代行などの作業代行的な業務もあります。
記帳代行のゴールである法人税、消費税、所得税の申告書は税理士かベテラン職員(番頭)が作成することが多いかもしれません。

このように難易度の高い低い、作業的要素の強い弱いといった、いろいろな税理士業務がある中で、税理士ごとに個々の業務について好き嫌いがあるはずです。

例えば、せっかく税理士になったからには作業代行的業務の強い記帳代行をやらないで、難易度の高い専門分野を手掛けたい!という考えもあるでしょう。
また難易度の高い専門分野は税務リスクが高いから、税務リスクの比較的少ない記帳代行をやりたい!という考えもあるでしょう。

税理士も、個々の業務について好き嫌いがあり、積極的にやりたい業務とやりたくない業務があるんじゃんないでしょうか。

自分で好きな進路をとれる

独立して開業税理士になると、職員税理士と異なり、ボス税理士の指示・方針にしたがう必要なくなります。
指示する人はいません。
自分が代表税理士なので当然ですね。

そうなると、自分は税理士としてどんな分野でやっていきたいのか?どんな税理士事務所を作りたいのか?ということを自分で決められるようになります。
つまり自分で進路を決定することができます!

職員税理士の場合だと、こうは行きません。
自由な雰囲気の事務所もあるかもしれませんが、やはり最後はボス税理士にお伺いをたてる必要があり、却下されればその進路を取ることはできません。
その事務所に所属する限り、その進路は諦めなければなりません。

好きな業務で稼ぎ、伸ばしたい専門分野に資源を投入できる

自分で好きな進路を取れば、将来的には好きな業務だけをやることができる可能性があります。
それを実現するには、好きな業務を安定的に受注し、好きな業務だけで食べていける収入を得る必要があります。

ただし駆け出しの頃は、相場より安い価格にするという方法以外で(安く仕事を受けると、後々自分が苦しみます)仕事の間口を広くしておく必要はあります。
つまり、できることなら何でもやります!ただし価格は安くできません、というふうに。

つぎに誰の許可も得る必要がなく、伸ばしたい専門分野に、自分の時間やお金を投入することができます。
そして、伸ばした専門分野を軸に、好きな業務を生み出し、そこから再び収入を得ることが可能になります。

つまるところ、独立のメリットは、お金・時間・仕事のやり方でも自分でコントロールできるってことですね。

まとめ

・独立税理士のメリットは、お金・時間・仕事のやり方などを、自分でコントロールできる点。
・職員税理士はコントロールされる側。

おまけ

【編集後記】

確定申告の事後的な資料整理をしました。
資料が広がって埋まっていた床や机が顔を出しました。
いつでも仕事場は整理整頓されスッキリを維持すべしと反省。

【ムスコログ】

幼稚園で3月生まれの園児のお誕生会がありました。
3月生まれの園児は、息子を含めて2人。
自然と注目が集まります。
みんなの前でマイクをもって、しっかりお話できたそうです。(息子談)