独立後は同じ1万円でも重み(ありがたみ)が違うこと強く実感。【183】

お金

確定申告も残すところあと2日となり、確定申告料を現金で頂く機会が増えてきました。
確定申告は継続的な報酬ではなく、年に1回の単発なので、仕事の完了と引き換えに、その場で現金を受領するようにしています。(不要な振込料の排除のため)
そのため、現金の受け渡しが多くなります。
現金を受け取ったり、銀行振込をしていただく都度、独立前後でその重み(ありがたみ)は、やっぱり違うなぁと実感しています。(当然、独立後の方が重いです。)

独立前(会社員時代)の感覚

独立した今から考えると、会社員のときは、正直お金を軽く考えていたと思います。
当時、お支払いいただいたクライアントさんにはお詫びいたします。。<m(__)m>

お支払いただいた料金ですが、自分のお金ではなくて、これは会社のお金という意識がありました。当然です。
自分のお金ではないということから、今でいう仮想通貨(ビットコインなど)みたいなものに感じていました。
なんだかフワフワした金銭価値のあるモノのように。

クライアントから売上金をお預かりし、それを無事に会社の金庫にいれるまでが会社員である私の仕事という感じです。

会社の売上金なので会社員として管理責任は当然に自覚してますが自分は回収して会社に渡すだけ。
その回収した料金が自分の給料の原資になっていることは頭では理解していますが、どうしても独立後に比べると現実感や重み(ありがたさ)が感じられませんでした。

独立後の感覚

独立後はうって変わって、クライアントから頂く料金(お金)が、まさに自分の仕事の対価そのものになります。
もはや毎月定額でお給料をくれる雇用主はいません。
そのお金が唯一の生命線です。

未知の業務でも、プロとして請け負ったからには、税務リスクを負って、自分の知識とスキルで懸命に仕事をこなします。
その結果、対価として得た収入。
とても貴重なものに感じるのも当然でしょう。

この料金(お金)で自分を含め家族3人が生活しているんだという実感がほんとリアルになります。
独立後は自分の中で、お金の価値が急上昇しています。
独立して改めて気づきました。
お金を稼ぐってこんなに大変だったんだと。。
会社員も大変なのは理解していますが、毎月一定額が保障されているといないとでは大変さの質が違います。。。(決して会社員が楽だという意図ではありません。)

自分の仕上げた仕事の料金を自分で決めて、相手の納得が得られれば、そのお金がダイレクトに自分に入ってくるという感覚は独立したからこそ味わえる感覚です。
それを払っていただけるクライアントに今まで以上に感謝し、今まで以上の高いサービスを提供するよう努めたいと思うようになります。

感覚の変化の理由

独立前後の感覚の変化の理由を考えてみました。

・仕事の対価が、自分でつけた値段で、ダイレクトに自分に跳ね返ってくる、ありがたみ。
・独立直後は収入が少ない中での貴重な収入である料金を払ってくださるクライアントのありがたみ。
・自分で税務リスクを負って仕上げた仕事の対価だから、今まで以上にお金を大事に感じられる。

これらが感覚の変化に大きく影響していることは間違いありません。

将来的に事業が軌道にのっても、税理士業務を提供しているんだから、お金をもらって当然と考えるようになると、クライアントサービスの向上はないでしょう。
収入が安定しても、前記の感覚の変化の理由3点を感覚マヒするないように、肝に銘じたいと思います!

おまけ

【編集後記】

法人顧問のクライアントに月次往査。
確定申告の完了資料をお渡しに行き、その料金を現金でいただきました。
そのときの気持ちが今回の記事のきっかけです。
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【ムスコログ】

今週で年少さんクラスは修了です。
成長を祝う会ということで特別なお弁当だったようです。
エビフライやゼリー、スパゲッッティが入っていて、おいしくて満足したようです。