私の税理士としての価値提供のコアは「経理・税務のノウハウを伝える」こと。単なる作業代行にあらず。【250】

目指せ!

最近、一般の方が税理士に求める価値についてよく考えます。
ほとんどの方は会社員や団体職員でしょうから、税理士に特に価値を求めていない人が多いことは承知しています。
ここでは経営者(個人と法人)や不動産オーナーなどを対象にしてお話します。

今はむかし

20年も30年も前の税理士であれば、月に1度、お客様を訪問して会計資料をお預かりし、記帳代行から決算処理、そのまま申告書作成代行が価値提供のコアであったことは間違いないでしょう。

当時はインターネットも今ほど発達しておらず、経理や税務の知識・ノウハウは税務に関連する職業(税理士、税理士事務所職員、税務署職員など)についたことのある人しか知らない秘伝(ノウハウ)でした。

税務関連の仕事についたことのない一般の方が、自分で経理して税務申告書まで作ろうとした場合、分厚くて非常に読みにくい参考書を長い時間をかけて読み解くしか方法がありませんでした。
また昔はPCや会計ソフトも今ほど安価ではなく、中小企業等が自前でそろえるにはあまりに高額でした。

それらは小規模事業者には、とてもハードルが高いため、安くない報酬を税理士に支払ったとしても代行してしまった方が合理的でした。

そういった背景があれば、記帳代行等の作業代行も大きな価値をもっているでしょう。
なぜなら、自分が技術的にも設備的にも、できないことを代わりにやってくれる税理士さんはありがたいと思ってもらえるからです。

ネット普及後の現在

しかし、時代は変わり、今では経理や税務の知識・ノウハウはインターネットと検索すれば、誰でも簡単に検索することができます。(それが正しいかどうかは別として。怪しい情報もたくさんあります。)
国税庁HPも充実していますし、たくさんの税理士もHPやブログやメルマガで情報を発信しています。

それを読めば、特別に難しい業種や難しい税目(税金の種類)でなければ、一般の方でもなんとなくできてしまうんです。

つまり最近はインターネットの発達で情報が簡単に入手でき、かつPCや会計ソフトも安価かつ優秀になり、中小企業等が経理や税務申告書の作成を自らすることに対するハードルが下がっているんです。

特に個人の所得税の確定申告は分かりやすく解説されている情報が多いため、なんとか自力で確定申告書を作成されている方も多いのではないでしょうか?

価値提供のコアは「経理・税務のノウハウを伝える」

そこで、私は従来の作業代行をベースにしたビジネスモデルではなく、大昔は秘伝とされていた「経理・税務のノウハウを敢えて積極的に伝える」ということを価値提供のコアにしています。

その方法は、例えば、このブログです。
無料で読めるブログなので、読者の方に金銭的な負担はほとんどありません。(通信料くらいでしょうか。)

次に、有料のセミナーです。
ブログは読んだけど、断片的な記事なので分かりづらい、もしくはセミナーで勉強したいという方のニーズを満たすと考えています。

最後に、顧問契約です。
これは完全にフルオーダーメードです。
お客様の状況や要望を確認し、それが実現できるようにノウハウをお伝えします。
当然、こちらが最も手間と時間がかかるため、私のサービスメニューの中で最も高額になります。

と、まぁ今考えている税理士として何をどのように価値提供するか?について書いてみました。

以上、また明日!

おまけ

【編集後記】

お昼すぎまで法人決算業務。今回は設立初年度なので初期設定項目が多いですね。
夕方から以前よりお世話になっている方と近況報告&情報交換。
そのまま夜は山形市の異業種交流会に参加。今回は3回目の出席。

【ムスコログ】

幼稚園から帰ってくるなりイオンでポケモンゲームをやりたいと主張。
強いポケモンをゲットして満足していました。