人を雇って持ち時間を買わない。私の持ち時間は実質1日8時間。その中で効率化スキルを磨く。【272】

郡山駅にて

福島県 郡山駅にて

 

私はフリーランスとして1人で公認会計士・税理士をしています。

これは従業員を雇うお金がないわけではなく、私のスタンスとして全てのお客様を自分で100%責任をもって対応したいという考えから派生したものです。

人を雇ってしまうと、その人に仕事を任せる必要があります。
それを避けるため、あえて私1人でいます。

人を雇えば持ち時間と人件費コストが急増する

会計事務所は従業員を雇って規模の拡大を目指すことが王道の成功パターンとされています。

人を雇い、給料でその人のマンパワーや時間を買い、会計事務所のビジネスに使えるリソースを増やします。

人を雇えば、当然ですが、給料や通勤手当や社会保険料(会社負担分)は人件費としてお金が出ていきます。
給料日に実際に現金預金が動くため、これに気づかない経営者はいないでしょう。

この他にも分かりづらいのですが、従業員の勤怠管理や給与計算事務や任せた仕事のチェックなど管理コスト(主に手間と時間)が生じています。

これらの人件費コストを上回る(売上の)仕事を従業員に任せればペイできる、という考えの下に王道の成功パターンは成り立っています。

人を雇わないため持ち時間を増やせない

私は今のところ(2018.6.10時点)人を雇うことを想定していません。
そのため自分のビジネスに使える時間は、従業員を雇用する会計事務所よりも極端に少ないです。

私のビジネスに使える時間は、
1日当たり:24時間-8時間(睡眠)-8時間(プライベート時間)=8時間
1日当たり×人数:8時間×1人=8時間
です。

これに対して税理士1人+従業員2人の会計事務所がビジネスに使える時間は、
1日当たり:24時間-8時間(睡眠)-8時間(プライベート時間)=8時間
1日当たり×人数:8時間×3人=24時間
です。

当然ですが、人数を掛け算した分だけビジネスに使える時間が増えていきます。

私の場合、100%自分でお客様対応をしています。
人を雇うことをしないので、ビジネスに使う時間を増やすことができません。(しません、の方が正確です。)

持ち時間が増えなければ効率化スキルを磨く

時間が増えなければ、効率化に知恵を絞るようになります。

例えば、今まで1時間かかっていた仕事を、ITを使って30分で終わらせることができないか?

その仕事が高い頻度のルーチン作業であればあるほど、将来の効率化効果(時間と労力)が大きいため、真剣に考えます。

これが成功すれば、この浮いた30分を別のこと(新しい勉強・経験・趣味など)に振り向けることができます。
またここで得られた効率化スキルはお客様にも役立つ場合も多いです。その場合には日々のアドバイスとしてお伝えしています。

効率化スキルを磨いたり、効率化で浮いた時間を自己研鑽に充てて自分の価値を高めていくことがフリーランス税理士には必須だと思います。

フリーランス税理士の売り物は、税理士本人の知識・スキル・経験・人柄だと考えているからです。

以上です。また明日!

おまけ

【編集後記】

グループ法人税制のブラッシュアップ。
以前、お勉強知識としては学びましたが、今回は申告実務に関係してくるため本気モードで学んでいます。
同じ分野の実務書を何冊も買い込んで読み漁っています。

【ムスコログ】

公園に遊びに行ったり、買い物に出かけました。
あいかわらずSFCのストⅡに夢中です。
今日は負けたことで地団駄(じだんだ)踏んで、泣いて悔しがっていました(-_-;)