効率良く利益を生み出すビジネスの特徴。商品・サービス単位当たり利益率を高めて、固定費を減らそう!【306】

税理士として仕事をしていると、職業柄、
「どうすれば利益を出せますか?」と質問されることがあります。

今回は税理士っぽく、それについての真面目な記事です。

コストには変動費と固定費がある

利益を効率よく生み出すには、その計算要素であるコストについて知る必要があります。
利益は、「売上ーコスト」で計算されているため、コストの性質を知らずして利益を効率よく生み出すことはできません。

そこで、まずコストの分類について。

コストって、いろんな切り口で分類することができます。

そのうちの1つに変動費と固定費にグループを分けるという方法があります。

変動費とは、売上高の増減に比例して、増減するコストのことをいい、
固定費とは、売上高の増減に関係なく、一定額発生するコストのことをいいます。

変動費の具体例には
・商品の製造原価
・完全出来高報酬形態のセールスマンに支払う成約報酬
などがあります。

固定費の具体例には
・事務所家賃
・人件費(基本給、通勤手当、社会保険料の折半額)
などがあります。

単位当たりの利益率を高め、固定費を削減

儲かっているビジネスは、商品・サービス単位当たりの利益率が高く、固定費が少ないという特徴をもっています。

そのため利益を効率よく生み出すには、商品・サービス単位あたりの利益率(=利益÷売上)を高めて、固定費をできるだけ削減する必要があります。

利益率が高ければ、売上が少なくても利益額が大きくなります。
A社:売上高1000万円、利益率が20%の場合、利益額は200万円(1000万円×20%)
B社:売上高800万円、利益率が40%の場合、利益額が320万円(800万円×40%)
この事例でいうと、B社の方が売上高が200万円も小さいにもかかわらず、利益率が20%高いため、利益額が120万円も大きくなっています。

固定費は少なければ、その分だけ利益が残るため、利益を生み出しやすいビジネスであることは間違いありません。
そのため、長期間にわたり固定費を発生させる契約(雇用契約や高額リース契約など)を締結する際には特に慎重な検討が必要です。

単位当たりの利益率を高める方法

単位当たりの利益率を高めるには、商品やサービスの付加価値を高める、あなたにしか提供できない商品やサービスを提供する必要があります。

あなたの提供している商品・サービスと同じものを他の同業者から入手できるなら、消費者の買うかどうかの判断基準は「値段」だけになるでしょう。

つまり、価格競争に巻き込まれてしまいます。

それに巻き込まれないようにするためには、自分にしか提供できない商品・サービスを常に意識し、提供し続けることが必要だと考えます。

まとめると、効率良く利益を出すには、
自分にしか提供できない商品・サービスを提供することで、単位当たりの利益率を高めるとともに、固定費をできるだけ削減することだと考えています。

おまけ

【本日の成長】

市販の発泡酒の中でコクがあり、おいしいのはサッポロの「麦とホップ」と確信。
蒸し暑い日はつい飲んでしまいます。

【編集後記】

夕方から幼稚園の夏祭り&花火大会へ行く予定です。
去年はお化け屋敷で泣いてしましました。今年はどうなることやら。!(^^)!

【ムスコログ】

暑い日が続くため、息子の裸族率がアップしています。
トイレに行って戻ってくると、ほぼ下半身丸出しです。(-_-;)

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