理想の働き方に近づけるために、あって当然というものを無くしてみる。【305】

COZABジェラート付近の川

 

理想の働き方に近づけるために、私は税理士事務所にあって当然と思われているヒト・モノを置いていません。

手っ取り早く、現状を理想の働き方に近づけるには、理想には必要ないヒト・モノを置かないことが欠かせません。

税理士事務所にあって当然なヒト・モノ

一般的に、税理士事務所にあって当然と思われる経営資源をあげてみます。

・事務員さん(接客対応、電話対応、データ入力のため)
・顧問先巡回正社員(資料集めから情報収集、申告書のドラフト作成まで行う)
・専用事務所という空間(賃貸でも、所有でも)
・固定電話&固定電話番号
・FAX&FAX番号
・何十万円もする高価な複合機(リコーやらキャノンやら)

いずれも、皆さんがイメージされるような税理士事務所らしい税理士事務所には必ずある経営資源です。

理想の働き方を中心に考える

実は、前述の一般的な税理士事務にある経営資源は、私の事務所にはほとんどありません。

独立当初、さすがに固定電話とFAXくらいは通信手段として必要かなと考えたこともありました。
携帯電話だけだとかっこ悪いかも・・・と考えたり。
人を雇わないフリーランス税理士でいくと決めたにもかかわらず。(税理士としては圧倒的マイノリティーです)
しかし、この考え方が従来型の税理士事務所にとらわれた思考だと気づきました。

ほとんどの事務所が固定電話とFAXをもっているから、自分も持たなければならない、と考えている時点で、自分の理想とする働き方を中心に考えていません。
その結果は当然、理想とする働き方からズレてしまいます。
マイノリティー(少数派)路線の私が、マジョリティー(多数派)路線と同じことをしても太刀打ちできないでしょう。

そもそも、固定電話とFAXでのやり取りが月に何件あるでしょうか?
従業員をたくさん抱え、お客様をたくさん抱えているような大きな事務所では、それなりの件数があるでしょう。
しかし、フリーランスで経営している私の事務所の場合、固定電話とFAXによるやり取りは月間で考えても大した件数ではないと思います。
1日中、ずっと事務所にいて固定電話とFAXのそばにいることは、私の理想とする働き方ではありません。
私は場所にとらわれない働き方を理想としています。

そのため、固定電話やFAXを設置することをやめ、他の連絡手段をとることで問題を解消できました。
シンプルにメールやLINEやFacebookメッセンジャーなどを使えば、文字情報はもちろん画像も送ることができ、固定費のかかる固定電話やFAXを利用しないことができます。
これらの通信手段なら、スマホやノートPCで利用可能なため、全国どこにいても音声だけでなく、データファイルのやりとりをすることができ、仕事を進めるにあたり問題ありません。

理想に必要ないもの使わない

理想の働き方がクリアにイメージできれば、それに必要ないモノが浮き彫りになります。

前述の私の例でいうと、できるだけ場所に縛られない働き方を理想としているため、それに反する場所に縛られる連絡手段(固定電話、FAX)を使わないという判断になります。

あると便利だとか、みんなが持っているからという理由で、理想の働き方に必要ないモノを抱え込むと、理想の働き方からはどんどん遠ざかっていくので注意が必要です。

以上です。また明日!

おまけ

【本日の成長】

東北のお中元の時期は7月1日から7月15日くらい。
それ以降は暑中見舞いと名を変える。
地方により、お中元の時期は微妙に変化する。

【編集後記】

先日の排水路キーぽちゃ事件(詳しくは【304】のおっさん探検記事を参照)で、お騒がせしたため、お詫びに菓子折りを持って行きました。
とくにお世話になった先生方に、直接、お礼をして回りました。
2020年3月の息子の卒園式で、笑い話になりそうです。

【ムスコログ】

今日は疲れたのか、幼稚園の帰りに、ジュースとグミを食べると、夕飯を食べないで眠ってしまいました。
今日の山形市は、夕方から夜にかけて、気持ちのよい風が吹いています。

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