会計士受験生の生活はお金を払いながら勉強する。実務家はお金をいただきながら勉強して価値提供する。【365】

今年は2018年(平成30年)、私が公認会計士試験に合格してからちょうど10年たっています。

そのことに気づいたので、その頃の普通じゃない(笑)生活をブログにしたためみます。

ちなみに今回が365回目のブログ更新。なんとか1年分のブログを更新した記念日でもあります。

公認会計士試験は7科目のトータルで勝負

公認会計士試験の受験科目は7科目あります。1部は選択できる科目もありますが、会計士として必須の会計科目や監査論は必ず受験しなければなりません。
私の受験した科目は受験生にとって王道の次の7科目です。(論文式試験を前提)

1財務会計論【簿記】(必ず受験)
2財務会計論【財務諸表論】(必ず受験)
3管理会計論(必ず受験)
4監査論(必ず受験)
5企業法(必ず受験)
6租税法(必ず受験)
7経営学(選択科目)

10年もたつと試験科目をやや思い出せなくなっていたので、ネットでしらべました。
意外と忘れてしまうものですね。。

話しを戻して、上記7つを夏の暑い日に3日連続で受験します。
当時の受験時間は1日目が4時間、2日目が5時間、3日目が4時間でした。
この13時間の試験の合計得点で合否が決まりました。

この試験のために1年かけて猛烈に勉強する

論文式試験の時間にすると、わずか13時間ですが、このために合格する受験生は毎日最低8時間以上の勉強を継続します。

勉強しなければならないことが多すぎるため、それをマスターするには最低それくらいの時間がかかるという目安でもあります。

もちろん1~2年で短期合格する人は、それ以上の勉強時間(10時間以上を365日など)を確保して勉強に明け暮れます。

なおその生活は私にはできませんでした。私の場合1日8時間を超えると途端に効率が悪くなるため、1日を3分割して8時間は勉強、8時間は睡眠、残り8時間は食事や入浴などの生活時間に充てていましたね。

早朝答練(朝7時に行われる模擬試験)というものがあり、私も予備校のあった水道橋まで、1時間かけて神奈川県川崎市まで通ったものです。
しかも行きも帰りも電車の中で、テキストを覚えるくらいまで熟読しながら。。。

ほんと受験勉強にささげた20代前半でしたね。今となっては懐かしい思い出です。(当時はめちゃめちゃ苦しかったですが。)

勉強して報酬をいただく

受験生時代はお金を払って勉強していました。
受験予備校にウン十万円の受講料を支払い、仕事もアルバイトもしないで、合格を信じてひたすら勉強していました。

ところが今では、勉強した結果を仕事として提供し、お金を頂くということが多くなってきました。
その点では、受験時代よりよっぽど恵まれていますね。

勉強した結果を仕事としてお客さまに価値提供していくことが、専門家の存在意義だということを改めて自覚したしだいです。

以上です。また明日!

おまけ

【本日の成長】
組織再編税制の案件を検討。
かなり久しぶりの現金実査。

【編集後記】
午前中から夕方まで監査業務のお手伝い。

【ムスコログ】
幼稚園にて運動会の練習があり、短距離かけっこの練習をしたそうです。
体育の先生にしっかり速く走るコツを習っているとのこと。

【サービスメニュー】
林伸幸の特徴&プロフィール
税務・財務顧問
経理・税務トレーニング
単発コンサルティング
確定申告