フリーランス(個人事業主)になって変わったメンタル面の変化5つ。【382】

目指せ!

フリーランス(個人事業主)も経営者です。

フリーランスは一般的な会社のように、人を雇用し、オフィスを構えるなどしていません。
しかし自分の責任で仕事を受注し、お客様に商品やサービスを提供し、その料金で生計を立てています。
規模は小さいですが経営者です。

毎月の安定的な給与が約束されている従業員とは考え方や立場がまったく異なります。
かくいう私もほんの9か月前は会計事務所の1社員でした。

仕事が始まる月曜日は憂鬱で、仕事が終わる金曜日の午後なんて、土日で何をしようかとウキウキしていましたね。

フリーランスとなった今では平日も土日も関係ありません。そのため平日とか土日とかいう区別で、気分が高揚したり、憂鬱になることはなくなりました。(それそれで楽しみがなくなったみたいで寂しい気もしますが)

やらなければならない仕事があれば土日だろうが夜だろうが仕事をします。
通常、フリーランスは拘束時間に応じて報酬をいただくのではなく、請け負った成果物(商品・サービス)に応じて報酬を頂きます。
そのため、請け負った仕事にどんなに長時間を費やしても、いただける報酬は請負金額のままであることが通常です。
このようにフリーランスは報酬の考え方から根本的にサラリーマンと異なります。

私がフリーランスになって変わったところ、主にメンタル面についてお話したいと思います。

時間にシビアになった

まず、時間にとてもシビアになったと感じています。

サラリーマンのときは、拘束時間というものがあり、その時間内はオフィスに居なければなりません。たとえ自分の仕事が終わっていたとしても。。

ですから、必死に効率化して短時間で仕事を終わらせようというモチベーションは低かったと思います。
めちゃくちゃ効率化して、その日の仕事を午前中で終わらせたとしても、夕方の定時までは拘束されるので当然ですね。

次にフリーランスになってから。
時間の効率化を常に考えるようになっています。
なぜなら、サラリーマン時代と違って、速く仕事を終わらせるほど、自分の自由に使える時間が増えるからです。

今まで3時間かかっていた仕事を、効率化をすすめて2時間におさえることができたとします。
浮いた1時間は、趣味や家族とのプラべート時間にしてもいいですし、将来のため商品・サービス開発に投資することができます。
しかも請負金額はそのまま据え置きで!(商品・サービスの質が落ちない前提です。)
報酬はそのままで、自由時間が増えるなんて、すっごいうれしいですよね。
ですから業務を効率化にすることに必死に頭を使うようになりました。

またフリーランスは人の時間を買って(従業員として雇用して)、事業に投資する時間を増やすことができません。
というか、しません。
そのため事業に使える時間がとても限られています。
無駄な時間を極力ゼロにしたいと考えるようになりましたね。

お金にシビアになった

サラリーマンのときは、日々の業務をこなしていれば、毎月の給料日に定額のお金が入ってくるため今ほどお金をありがたみを感じていなかったように思います。

別にサラリーマン時代にお金を粗末に考えていたわけではないんですが、やはりフリーランスのように、いつ仕事が入ってくるのか分からない状況で得たお金と比較すると、その価値を低く考えていたように思います。

同じ1万円でも、サラリーでいただいた場合より、自分で仕事を受注し、仕事を提供し、その対価としていただいた1万円の方がありがたみが重いです。主観が反映されているんでしょうね。
まさに汗水垂らして得た報酬といった言葉がぴったりです。

当然、そんな貴重なお金ですから、衝動買いなんかで浪費できません。(もし、したらとても後悔するでしょうね)
そのお金の使い方をじっくり吟味するようになりました。

商品Aがほしい!と衝動的に思っても、まずは1週間は寝かせます。(笑)
その商品Aはほんとに必要なのか?今もっているもので代替できなのか?商品Aより同じ機能で安い商品Bはないのか?
なんてことを1週間は考えます。
ケチなんじゃないです。無駄な買いものしたくないだけです。大事なお金だから本当に意味のあることに使いたいだけなんです!
吟味の結果、その価値がある判断すれば、高額であっても躊躇なくお金を払います。

健康に気を配るようになった

フリーランスは従業員を雇っていないため、体調不良を起こすと、すべての仕事が止まってしまいます。

とくに寒い時期の繁忙期に体調不良なんて起こしてしまうと、仕事の期限が気になってろくに体も休められません。

そうならないように、普段から体調管理や健康に気を配るようになりましたね。

会社員のときは、自分がいなくても、他の人のヘルプなどもあるので、今ほどは体調管理にシビアではありませんでした。

人のご縁を大切にするようになった

いくらネットが発達しても、結局、商品やサービスを提供する相手は人です。

そのため、サラリーマンのとき比べて、人とのご縁を大切にするようになりました。
サラリーマン時代は目の前の業務をこなしさえすれば、定額給与がもらえていたので、ご縁の大切さが分からなかったんです。

仕事の新規獲得もやはり、現在のお客様や同業者や他の士業によるご紹介が多いですね。

人のご縁で、自分は助けられているなと感じています。

税務リスクに敏感になった

これは税理士特有のことですが、税務代理(税務申告書作成の代行)などに伴うリスクをリアルに考えるようになりました。

この処理を税務調査で否認されたら、どれだけのペナルティーが自分に降りかかってくるのだろう?と常日ごろ考えています。

雇われ会計事務所職員だったときは、どこか税務リスクを真剣に考えていなかったように思います。

やはりそれが、税務申告書にサインする者(責任を負う者)としない者(責任を負わない者)の決定的な差だと、今では考えるようになりましたね。

以上です。また明日!

おまけ

【本日の成長】
まったくの簿記初学者の方に簿記を解説するスキルがアップ。
簿記セミナー講師のトレーニングをしたため。

【編集後記】
講師を担当するからには、テキストを読み込んだり、実際に担当する試験の本試験を受けるべきだと考えています。
そのため、本日はテキストの読み込み。本試験はすでに今年の6月16日受験・合格済みです。

【ムスコログ】
朝は熱が下がっていますが、夕方から発熱が始まります、
日中はいつもどおり元気で、発熱後も元気というため、診察してもらうかどうか悩みどころです。

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