経理でお金にまつわる不安を軽減できる
領収書を整理したり、PCにデータ入力したり、経理ってめんどくさい、こまごました作業がありますよね。
できれば経理をやりたくない、めんどうだから会計事務所に丸投げしてしまえ!という考えもあるでしょう。
それはそれで理解できます。税理士である私も自分の税理士事務所の経理めんどくさいですもん。正直。。。
でも毎日経理しないと、
お金がどれだけ残っているのか?
今月は利益がでているのか?
資金繰りは問題ないのか?
などのお金にまつわる内容をしっかり把握しないと不安を解消できません。
その不安を解消するために、めんどくさくても毎日経理と家計を続けています。
関連記事として過去にも似た記事書いています。
目に見えない・正体が分からないと不安が増大する。必要以上に不安にならないように経理と家計をオススメ。【218】
経理をブラックボックス化することの弊害
経理を会計事務所に丸投げすると、どういうプロセスを経て、経理が行われ、試算表が作成され、決算書(財務諸表ともいう)が作成されているのか分からなくなります。
これを「経理のブラックボックス化」とよんでいます。
インプット情報である請求書、領収書、預金通帳、出納帳などから、成果物である決算書が作成されるプロセスが、経営者(会社)側でまったく理解できなくなる状況をいいます。
こうなってしまうと、経営者側では試算表や決算書の財務数値について理解が進まなくなってしまいます。
会計事務所が記帳代行した数値を眺めても、自分のこととしてあまり実感が沸かないのではないでしょうか?
私の実感ですが、自社で経理をされているお客様のほうが相対的に黒字率が高いような気がします。
経営者側で自らリアルタイムに経理して、翌月の上旬には前月の業績を把握し(例えば5月上旬には4月の業績を把握)、その情報をすぐに翌月の経営に生かされているのではないかと考えています。
経営者側で経理をマスターするメリット
私は、常日頃できるだけ経営者側で経理をマスターされることをオススメしています。
クラウド会計ソフトなどの進化で、以前よりも経理のハードルが下がったことも理由の1つです。
会計事務所の担当者は基本的に月1回しか訪問しません。月2回とすることもできますが、その分、報酬が高くなり現実的ではありません。
経営者の側近に経理をマスターした人を常駐させておくことは価値があります。
経理をマスターした人は、経営のインジケーターとしての機能をもつ試算表や決算書、資金繰り表などの理解が深く、経営者にとって必要な情報を知らせてくれる重要な存在だからです。
また会計事務所に記帳代行ごと経理を丸投げしてしまうと、会計事務所の変更がスムーズにいきません。
会計事務所のサービスに満足いかなくなり、会計事務所の変更を考える場合、経理を丸投げしていると、そのことが変更の足かせになることもよくあります。
そのため将来の会計事務所変更のハードルを下げるためにも経営者側で経理をマスターするとよいでしょう。
おまけ
【編集後記】
定期健康診断に行ってきました。結果、血液検査の速報値ではまったく異常ありませんでした。(ほっと安心。)
タイミングを同じくして、仕事に使っている車のエンジンオイルランプの警告灯が点滅したため、急いで近くの整備事業所に直行。
原因はエンジンオイルのこまめな交換を怠ったことによる警告でした。
人間と同様に、車も定期的なチェックとメンテナンスが必要だなと反省するに至りました。
【ムスコログ】
幼稚園の帰りに、久しぶりにイオンでウルトラマンのゲームをプレイしました。プレイするたびにもらえるカードが増えるのが楽しみなようです(^^)