同業者と比べて値段が高いなら、その理由を丁寧に説明する。値段が高くても納得して買っていただくために。【318】

イエローハット

某YHのチラシ。同業他社よりも高品質で値段が高い理由が簡潔にまとまっている(感心した)

 

経営者はみんな、自分の商品・サービスを同業者よりも高い金額で買ってほしいと思っているはずです。

そうすれば利益率が高まり、お金が残り、資金繰りもラクになるからです。

万が一、高く買ってほしいと考えていない経営者が本稿を読まれている場合、この記事をスキップしてください。時間の無駄になりますので。(笑)

この記事では、いかに同業者より高く買ってもらうかを検討します。

高品質であれば値段も高くなるのは当然

高品質な商品・サービスであれば、一般品質にくらべ、それをつくり出すコストは高くなります。

コストをが高くなった分、それに利益をのせた高品質の商品・サービスの売価は、一般品質の売価よりも高くなります。

その商品・サービスに精通しているプロであれば、高品質品と価格をみるだけで、「この品質でこの価格・・・安い!」となるかもしれません。

ところが、高品質品と一般品質品の価値のちがいが分からないシロート(素人)では、高品質品と価格を見るだけで、「この品質でこの価格・・・安い!」となることは間違いなくありません。

せいぜい一般品質品にくらべて高品質品の値段が高いな・・なんでかな?くらいの疑問しかわきません。
しかも、シロートは値札を隠されると、どれが一般品質品でどれが高品質品かの区別すらつきません。
シロートは値段だけをみて、高ければ高品質品なんだろう。。。安ければ一般品質品なんだろう。。。と値段を基準に推測できるだけです。

他社の商品・サービスとの違いを説明しているか?

つまり、シロートにはその商品・サービスの価値の違いがよく分からないんです。

かくいう私も、本日初めて車のタイヤとホイールを購入しようと近所のタイヤ販売店を何件もまわり、相見積もりをして、初めてタイヤの値段の相場を知りました。

昨日まで、タイヤの値段、ホイールの値段、取付工賃の値段、アフターサービスの程度、これらの相場をまったく知りませんでした。
「ど」がつく、素人でした。
まぁ自分にその自覚があったので、複数店舗に相見積もりをしているんです。。

同業者とちがい、値段は高いが、高品質な商品・サービスを提供している場合には、なぜその商品・サービスの値段が高いのかをお客さまが納得できるまで丁寧に説明することが求められます。

ここは重要なポイントなので手を抜くことはできません。

手を抜けば、他の同業者と比べて、どう価値が高いのかをお客さまに理解してもらえず、一般品質品にお客さまが流れてしまいます。

私がタイヤ購入に関する、ど素人であるため、丁寧に説明してくれる営業担当者に好感をもちました。
それも決め手の1つになりましたね。

高品質な部分に価値を認めてくれる人もいる(くれない人もいる)

タイヤ初購入の素人でも、丁寧に高品質・手厚いサービスがいかに価値があるのかを説明をされれば、その値段が高い理由を理解します。

ここからは、お客さまの思考・価値判断によります。

高い料金をはらっても、その高品質・手厚いサービスに価値がある!と認めてくださるお客さまは、高品質品を購入してくださるでしょう。

反対に、高い料金をはらってまで、その高品質・手厚いサービスを受ける必要はない!と考えるお客さまは、高品質品を購入することなく、一般品質品に流れるでしょう。
実際に、商品品質やサービス品質には興味がなく、値段だけに執心されるお客さまもいらっしゃるため、これはしょうがありません。自分の対象とするお客さまではなかったんだと割り切りましょう!

高品質・手厚いサービスのため値段が高いという理由を説明して、お客さまに納得してもらえなければ、値段の高い高品質品はいつまでたっても買ってもらえないでしょう。

以上です。また明日!

まとめ

・説明なければ、素人には高品質品の良さが分からない
・値段が高くなる理由である、高品質の内容をお客さまが理解されるまで丁寧に説明しているか?
・結果はどうあれ、値段が高い理由(高品質の内容)を伝える努力が、売り手には求められる。

おまけ

【本日の成長】

お客さまの感じる価値が高ければ、値段が多少高くても購入にいたる。(自身のタイヤ購入経験より)

【編集後記】

午前と午後の早い時間を使って、山形市内のめぼしいタイヤ販売店を回り、見積りを集めました。
商品サービスの見積りでも、お店によって金額のばらつきがあり、その理由の説明を受けました。
自分のサービスの値付けに生かせそうな貴重な経験をしました!

【ムスコログ】

プール遊び期間に入ってから、朝のバス集合時間が30分遅くなり、朝の時間に余裕が増えました。
その時間をつかい、最近ではもっぱら格闘ゲーム(ストⅣ)ごっこを楽しんでいます!

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