どんな業界でも、その業界の常識(慣習)というもがあります。
しかし、いつまでもそれに縛られていては何も変わりません。
慣習には一定の合理性もある
長い年月を経て形成された慣習には、確かに一定の合理性があります。
たとえば、税理士業界。
記帳代行をメインにお客さまをできるだけ増やし、その請け負った記帳代行を安価で良質な従業員に任せて、税理士本人は税理士にしかできない高度な税務判断や決算・申告業務および営業に注力するといった会計事務所経営の王道パターン(慣習)があります。
記帳代行をメインにすれば、仕事も受注しやすくなるでしょうし、毎月の安定収入になります。
そのため、ほとんどの税理士が記帳代行を軸に法人顧問業務をほしがるんです。
記帳代行という手間が増えても、税理士本人が会計ソフトに入力するわけでもなく、顧問料でいただく金額よりも少ない人件費で事務員さんに入力してもらえば、月次顧問料 ー 事務員さんの人件費 が税理士事務所の利益になるわけです。
税理士は当然リスクを負いますが、実質的には不労所得のような収入を得ることができるようになります。
このように、慣習には一定の合理性があるんです。
慣習に縛られていては変化なし
しかし、いつまでも慣習に縛られていては成長はありません。
慣習は慣習として共存しながら、新しいことにチャレンジする必要があるでしょう。
現に税理士による法人顧問を必要とする中小企業は減少傾向にあります。
加えて、インターネットの浸透により、スマホ1つあれば、近隣の税理士の法人顧問料金を比較することも簡単にできるようになりました。
その結果、顧問料の低価格化が進んでいます。
税理士による法人顧問の市場が減少し、かつ価格も値下げ圧力が強まっている状態で、慣習のとおり、記帳代行を軸にした法人顧問をだけをメインの収入の柱にしておくことはリスクが高すぎます。
あと何十年も法人顧問収入だけで食べていくことは難しいでしょう。
最初は笑われるだろうが行動あるのみ
このブログも伝統的な営業方法とは大きく異なっています。
伝統的な営業方法は、異業種交流会に参加して、名刺を配り、人脈をつくって仕事の依頼を受けるというものでしょう。
「毎日ブログ更新して、時間ばっかかけて意味あるの?」と笑われているかもしれません。
ブログ更新は1記事あたり毎日平均2時間ほどかけています。
それまでの慣習と異なる新しいことをすると、たいてい笑いものにされます。
それでも、自分が良いと思ったことを実行するしかない!と考えています。
行動しなければ何も変わらないは真理です。
以上です。また明日!
おまけ
【本日の成長】
空き家に譲渡所得の特別控除について詳しくなった
【編集後記】
月1でライティング不動産税金記事の原稿を納入しました。
PCがあれば好きな時間に仕事ができるため大変たすかります。
納期の厳守は当然ですが。
【ムスコログ】
両親より記憶している情報量が多いようです。
ずっと前のことや、とるに足らないことまで、細かく覚えています。
脳が若くていろんな情報を吸収していることを実感させられます。
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