優秀な経営者は過去もしっかり確認したうえで未来を志向する。【377】

経営者は未来志向の人が多い。
巷でよく言われていることです。

過去も計数でしっかり確認

優秀な経営者は、未来を志向する前に、まず過去の実績を確認します。

経営者自身も含めた人間のあやふや記憶には依存せず、また経理事務員の口頭による報告にも依存しません。

外部の会計専門家のチェックが済んだ計数化された月次試算表により、過去の実績を自分の目で確認します。

それだけ会計専門家が信頼されているということでしょう。

やりがいのある良い緊張感を感じます。

未来志向の人は多い

たしかに経営者の方には、未来志向の強い人が多いなという実感が私の中にあります。

何年後には売上を現在の2倍にしたい!
従業員をさらに増やして、業務を拡大したい!
もっと立地の良い場所に本店を移転したい!
など、未来についてのビジョンを持たれている方が多いですね。

経営者という立場上、過去よりも未来にウエイトをおいて、考える習慣があるんだと感じています。
経営者は判断の連続を仕事としているので、この判断結果によって未来にどんな影響を及ぼすかを日ごろから考えているのでしょう。
現在の判断の結果から、過去が変わることはないため、経営者の意識は過去よりも未来に向きがちなのは当然ですね。

過去をおさえているので、地に足がついた未来志向

しかし、経営者といえども、計数による過去の実績確認は怠るべきではないと思います。

過去と現在と未来はつながっています。

そのため、過去の実績確認をないがしろにして、地に足がついた未来志向することはできないと考えているからです。

過去の実績や現在の状態を考慮しないで、未来志向をしたとしても、その内容は絵に描いた餅になってしまう可能性が非常に高いと考えています。

せっかくの未来志向を絵に描いた餅にしないためにも、過去の実績を計数化した財務数値(具体的には月次試算表)をしっかり確認・理解するべきだと考えています。

月次試算表などの財務数値を確認することの重要性について書いてみました。

以上です。また明日!

おまけ

【本日の成長】
建物の鋼材の肉厚の調べ方をマスター。
これによって耐用年数が変わってくるんです。ややこしや。

【編集後記】
法人クライアントの設備投資を受けて、今期の減価償却額の増額分をシュミレーション。

【ムスコログ】
フトンの上でのプロレスごっこのようなじゃれ合い。
体重も増え、力が強くなってきて、本気で痛いときもあります。
とくにひざ蹴りが、あばらに入るとヤバいです。そのため、あばらは常にガードしています。(-_-;)

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